ジャケットの裾にある切れ込み!?ベント!【京都三条通り店】
皆さんこんにちは。
本日はあいにくの雨ですね。私がブログを投稿する日はいつも雨な気がします。
こんな日は家にこもって映画をずっと見ていたい気分です。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
本日の内容はジャケットデザインの一つベントについて。
ベントとはスーツの後ろの裾についている切れ込みの部分のことを言います。
気にされたことのない方も多いのではないでしょうか。
そもそもなんで付いているかというと、その昔、スーツ発祥のイギリスで、兵隊さんが乗馬の際に裾が巻き込まれたりなど邪魔にならないように…というところからだそう。乗馬のときに動きやすくというのが起源なわけですね。
そんなベントにもいくつか種類があります。
今回は定番のセンターベントとサイドベンツを見てみましょう。
サイドベンツ
センターベント
・センターベント
裾の真ん中に切れ込みがあるタイプ。細身なスーツまたは丈が短いジャケットに相性がいいです。スポーティーな印象も受けますね。私服との相性もバッチリです。
・サイドベンツ
左右に二つ切れ込みがあるタイプ。腰に吊った剣を抜き差ししやすくしたデザインの名残ともいわれているデザイン。センターベントよりも動きやすく、ダブルブレストのスーツや短すぎない正統派な着丈に相性がいいです。威厳があってエレガントな印象を受けます。ブリティッシュなスタイルにしたいのであればこちらですね。
どちらもビジネスでしっかり使っていただけるデザインなので安心してください。
他にもフックベントなるものや、フォーマル(礼服)に使用されるノーベントといったデザインもあるのですが、これはまた次の機会にでも紹介できたらと思います。
切れ込み位置の違いだけで見せ方も動きやすさも変わるベント。
皆様も是非、注目してスーツを仕立ててみてください。
GINZAグローバルスタイル
京都三条通り店
渡邉