本切羽って。。 大阪本町
先ほど本切羽についてサラッと触れましたが、そもそも本切羽って。。
という方もいらっしゃるかと思いますので、今回はそのお話でもさせていただきましょう。
スーツには袖口にボタンが付いています。
その釦とは本来縫い付けてあるだけで、開け閉めすることができません。
しかし、写真の様に実際に開け閉めが出来るスーツもございます。
それを本切羽、あるいは本開きと言います。
では、なぜこの仕様が生まれたのか。。
もともとスーツはジャケットを脱がないのが、一般的とされていました。
ヨーロッパではシャツが下着扱いなので、ジャケットを脱いでしまうと下着でいることになります。
ところが、上着の袖をめくらなければならない職業の方もいらっしゃいました。
それが、医者です。
お医者さんは診察する際や手術の際は、袖をめくれるように仕立てるしかなかったのです。
このようにして本切羽が生まれたといわれています。
わざと一つ目や、二つ目まで外して着ることで、オーダーらしさを出しているというわけです。
ちなみにカフスを付けられる方も、本切羽にするとカフスが袖からチラッと覗いてくれるので、なかなかオススメです。
グローバルスタイルではオプション代金¥2,000-頂けましたら、本切羽仕様にすることができます。
釦の色や素材もスーツの見た目を大きく左右しますが、こういった仕様の面でも拘っていただくと、より愛着のある1着になりますよ。
皆様も是非トライして頂ければと思います。
それでは本日はこの辺で。
大阪本町店 市原