イギリス生地色々【東京 MARUNOUCHI GLOBAL STYLE 本店】
こんにちは。
日本代表惜しくも敗退してしまいましたね。
他にも優勝候補が次々に敗退しており混戦となっているW杯今後も目が離せません。
さて、本日はイギリス生地のご紹介です。
私も好んで仕立てる事が多いですが、一般的にハリコシがあり耐久性に優れていると言われます。
最近だとイギリスの生地メーカーでもイタリアっぽい柔らかい生地を織っていたりもしますが、
イギリス生地ならではの風合いはお好きな方には根強い人気があります。
日本に輸入されている梳毛生地(スーツに使われる服地)のなかでイギリス生地の割合は
1割にも満たないそうです。
赤いバンチがトレードマークのハリソンズ。
様々なコレクションがあり現代的な柔らかい生地もありますが、
イギリスらしいがっしりとしたコレクションも充実しています。
こちらはスタッフがハリソンズの生地で仕立てたスーツ。
リネン100%で涼しげな印象ですが厚手のしっかりとした生地です。
ネームも格好良いですね。
着込んでいくうちに入ってくる皺も厚手の生地なので大皴となり味わいのある一着になるでしょう。
こちらのコレクションはチェビオットウールを主とした英国原毛を50%以上使用した強撚糸で織られており、
防しわ性や回復力に優れた機能的なコレクションです。
出張の多い方には特におすすめです。
お次は、1883年に創業した老舗ミル、テーラーロッジ。
厳しい品質基準に適合する上質な原毛を使用した英国を代表する高品質なラムズゴールデンベール糸で
織られるこちらのコレクションはしっかりとした生地感の中に滑らかさもあり非常にお勧めです。
最近のクラシック回帰の流れの中で雑誌などにも良く取り上げられるラッシャーミルズ。
イタリアントレンドと英国らしい生地感をミックスさせた生地で人気が高いです。
艶だしの工程の定評が高くしっかりしながらもきれいな艶の生地が多いです。
他にもたくさんイギリス生地のメーカーは御座います。
ですが最近だと大量生産の波に乗り切れず廃業してしまうミルが多いようです。
イギリス生地好きとしてはなんとか昔のようならしさ満載のイギリス生地が織られ続ける事を祈るばかりです。
イタリア生地と違いぱっと見の高級感は強くないものも多いですが、
馴染んでいくとどんどん良くなっていくのがイギリス生地です。
耐久性に優れたしっかりとした生地が多いので、ビジネスシーンにおける実用性は高いかと思います。
新作の秋冬向けの生地も続々入荷しておりますので、
是非店頭で御覧いただければと思います。
MARUNOUCHI GLOBAL STYLE 本店
曽根