生地の織り方【東京 MARUNOUCHI GLOBAL STYLE 本店】
こんばんは。
7月に入るとさすがに街中で
ジャケット着ている人をほとんど見かけないですね。
クールビズが定着した昨今夏はスーツを着ない方も多いかと思います。
しかしビジネスマンにとってはやはり欠かせない洋服であり、
しっかりとした場面ではどんなに暑かろうとスーツを着るという場面はあるかと思います。
そんな時に暑い中汗だくで冬物のスーツを着ているのは、
暑い自分自身も深いですし周りに与える印象もあまりよくありません。
暑い中でもピシッと綺麗なスーツを涼しげに着ていると凄く良い印象を与えると思います。
涼しげに見えるポイントとして色味は勿論重要な要素の一つですが、
今回はスーツの生地の織り方のお話になります。
一般的にスーツに使われる服地の織り方は平織と綾織の2種類があります。
まず平織ですが、
①通気性が良い
②張りがあり摩擦に強い
③マットな仕上がりになるものが多い
一般的に夏よりのスーツに向いている織り方になります。
透け感があるので見た目も涼しげです。
通気性が良くさらっとしているので夏場にジャケットを着用される方は平織の生地がベターです。
逆に冬場は風通しが良いので寒いので、生地や仕立てにもよりますが春~秋の着用が望ましいです。
次に綾織ですが、
①光沢が出やすい
②糸の密度を高められるので暖かい厚手の生地を織ることが出来る
③柔らかく伸縮性が有る
綾織の生地は冬よりの合い物や冬物に向いています。
この様に斜めに織が走るのが特徴です。
綾織で軽く仕上げているのが所謂オールシーズン物となっています。
なのでオールシーズンとはいえ通気性が良いわけではないので、
やはり30度を超える夏場にジャケットも着用となると少し暑いかと思います。
勿論生地の織り方だけでなく厚みや仕上げ、また裏地の仕様等様々な要素がありますが、
季節に適した織り方で織られている生地でお仕立いただき、
シーズンごとに衣替えというのが装いという面では望ましいかと思います。
同じ重さでも織り方によって全く季節感が変わったりもするので、
着用のシーズンに合わせて御相談頂ければと思います。
本日の御注文でお仕上がりの予定が8月下旬ごろとなっていますのでまだ夏物も着られる時期かと思います。
現在ですと2着セットでお得な早割フェアも開催していますので、
夏よりのスーツと冬よりのスーツで2着セットのお仕立がお勧めです。
どちらの織り方の生地も豊富に御用意しておりますので是非店頭で生地感の違いを御覧頂ければと思います。
MARUNOUCHI GLOBAL STYLE 本店
曽根