化学繊維の保管に注意!◆オーダースーツ・東京 神田◆
どうも~こんにちわです♪
今日は雨ですが気温的には過ごしやすい一日ですね。
今日は前回の続きで
ポリエステルについてですが・・・・・・・・・
◆化学繊維;ポリエステル◆
ポリエステルはもともと、麻や綿に似せて開発された、
石油を原料とする合成繊維のひとつでした。製造技術の
進化とともに減量加工されたシルキーライクなポリエステル
繊維が生産されるようになり、今日ではハイテク技術を応用
したマイクロファイバー(超極細繊維)のものが主流となっている。
※ポリエステルはよりしなやかに進化しています。
●ポリエステルの組織(レギュラー)
ポリエステル繊維断面図
●特性
吸湿性が低く、すぐ乾き、水による収縮がない。
⇒衣料では内側がムレたりする要因となる。
弾力回復率が高く、シワや型崩れの心配がない。
⇒織りあとが残る要因がある。
薬品に強く、カビや虫害を受けにくいため、保管が容易。
⇒着色が残る傾向がある。
熱可塑性により、プリーツの保持力が高い。
⇒プリーツラインの保持力のため硬くなり履き心地が悪くなる。
静電気が起きやすい。
⇒タンスについてる取手等の金属との接触により火事を起こすことが多い。
安価な商品が多い。
●進化したポリエステル1
ポリエステルをアルカリ処理すると加水分解し、繊維の表面が
溶けて細くなり、よりしなやかになります。婦人用ブラウス素材など、
エレガントな商品にもっとも多く使われている。
●進化したポリエステル2
マイクロファイバー(超極細繊維)
各種のハイテク技術を駆使して作られる、柔軟性や光沢に
優れた繊維。欧米やアジアの国々では日本ほど細いものは
作られていない、こうした新合繊と呼ばれる繊維は日本の独壇場
となってます。
※日本:0.45~0.1デニールに対して欧米;1デニール
●ポイント
※1:熱可塑性
糸や織物にある形を与え、熱を加えると、その形が固定される性質。
プリーツセットなどに有効。
※2:加水分解
水が作用して起こる分解反応。
※3:デニール
糸の太さを表す単位で数値が小さいほど細い。
下記のような化学繊維でもわずか30%程度以下の使用なら
ウールやコットンなどの動物・天然繊維との混紡なら
それぞれの良さを活かす事ができます。
洗濯表示ですが
皆さんちゃんと守って洗濯していますか?
タンブラー機で洗ったらゴワゴワになりますよ。
気をつけてください。
クリーニング屋さんに出す時も気をつけて下さい。
今日も少しタメニなる話でしたが明日からはまた商品のご紹介を
していきます。
因みに昨日 お休みを利用して前働いていた某大手インテリア
ショップの修理工場に足を運んだ所、タンスが焦げていたのが
近くのショップから届いていました。話によると衣類の静電気が
原因であったことがわかりました。タンスの取手と衣類の静電気
によって火が燃え広がったようです。
皆さんも衣類等保管する際は気をつけて保管しましょう。
ではまた次回もお愉しみに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
GS神田中央通り店 砂川