スーツのディテール【銀座本店新館】
こんにちは!
今回はスーツで目にすることの多い
ディテールについてご紹介いたします。
よく見かけるけど、どういう意味があるの?
といった豆知識程度におぼえていただけたら幸いです!
まずはジャケット左側の下襟にある
フラワーホールと呼ばれるものです。
元々は風よけに襟を立てて、学ランのように
第一ボタンを留めていたものの名残で、
現在のようなスーツの形になってから
そこに花を差してパーティーなどに参加する英国紳士が
多かったため、フラワーホールと名付けられました。
次にジャケットの腰ポケットについている
フラップ(雨蓋)と呼ばれるものです。
これは屋外でポケットの中に
雨や埃が入るのを防ぐためのもので
屋内では中にしまうのが正式なマナーです。
ですが、通常のビジネスシーンでは
フラップを出したままでも問題ありません。
フォーマルなシーンではしまっておくとスマートです。
最後にパンツ裾のダブル仕上げです。
ダブル仕上げの起源は諸説ありますが、
どれも共通するのは雨や泥で
汚れるのを防ぐためとされています。
また裾を折り返すことで重心が下へいくため
軽く薄い生地でも裾が上がってくるのを
抑えて綺麗に見えるので、
クールビスなどのスラックススタイルにピッタリです。
ディテールはたくさんあって1度では伝えきれませんので、
あらためてご紹介していきたいと思います!
銀座本店新館 田中