スーツのディテールその2【銀座本店新館】
いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
今回のブログは前回紹介しました
スーツのディテールの続きとして、
オーダースーツで仕立てる際の
こだわり部分をご紹介いたします!
まずは上画像の台場仕立てと呼ばれるものです。
下画像が標準の仕立てとなり、違いは
表地が内ポケット周りまで延長されており、
東京湾のお台場に似ていることから名付けられました。
内ポケットが裏地と分離しているため
裏地を交換する際ポケットが邪魔にならないので、
スーツをより長く使えるメリットがあります。
次に袖口のディテールです。
上画像が本切羽と呼ばれるもので、
袖口のボタンを開閉出来る仕立てです。
下画像が開き見せと呼ばれ、
ボタンや仮のボタンホールはありますが
開閉は出来ません。
本切羽はシャツ=下着でジャケットを
脱ぐことがなかった頃、作業などの際に
袖が邪魔にならないようにまくったものの名残です。
本切羽はイタリアで特に好まれ、
ボタンをあえて1つだけ開けて
袖口を軽く見せる着こなしが多く見られます。
今回紹介したものは有料オプションとなりますが
オーダースーツの醍醐味の1つなので
特別仕立てのスーツにいかがでしょうか。
銀座本店新館 田中