皆さんこんにちは。
先日、富裕層向けのファッション雑誌を買って読んでいたんですけど、
掲載されている品々のお値段がどれもすんごい高価だったんです。
いったいどんな方々が購入されるんだろう、と思いをはせておりました私、渡邉です。
高価な品々を見て感化されたので、今回は高級生地を紹介したいと思います。
世界的な人気を博す超有名な高級生地メーカーのゼニア。
そのゼニアの技術をつぎ込んで作ったであろう逸品、
その名も『Milmil』!!
ミルミルって何とも可愛らしい名前ですね(笑)
しかしこのミルミル、チャーミングな名前に反して
信じられないくらいの素晴らしい質感の持ち主なのです。
当店では二種類このレーベルを用意しておりますのでそれぞれご紹介。
まずは『15Milmil15』 (クインディッチ・ミルミル・クインディッチと読みます)
そもそもこの名前は、生地に使われている原毛の太さに由来しています。
この15Milmil15だったら、繊維の平均直径が15ミクロンの毛を使って作られていますよーという感じです。
それってすごいの?って感じだと思うんですけど結構すごいんです。
簡単に例えると衣料品によく使われるメリノウールが23ミクロン、
さらに高品質なもので19ミクロンくらいです。
とにかく凄く細い糸で作られているということなんです。
そしてこの細さがとてつもなく綺麗な艶感と格別な肌触りを生み出します。
最近こちらの生地を使って仕上がってきたスーツにお目にかかったのですが、
スタッフ一同、「いいものはいいなぁ」としみじみ感じておりました。
ではいくつか生地の写真を
ストライプやチェックにしろ定番で使っていただけるようなものばかりです。
いいものは柄や色でなく質感で勝負ということなのでしょうか。
個人的にはこの生地で作っていただくなら断然無地ですね。
スーツの形やデザインも超シンプルにして高級な生地感を楽しんで頂くのがいいかと。
次は更に細くなって
『14Milmil14』 (クワトロディッチ・ミルミル・クワトロディッチ)
15でもかなーり細いという話をしたのに14は凄すぎですね。
ちなみに、15Milmil15と14Milmil14だと実は14Milmil14の方か厚みを感じさせます。
より細いのに何でって感じですが答えは単純、細すぎるのです。
細すぎるがゆえに通常より多量に糸を使用しなければならす厚みが増してしまうのです。
矛盾ですねぇ。
今回14Milmil14、秋冬ものとして入ってきています。
カシミア混の非常に触り心地が良い生地です。
勿論艶はあります。
定番チェックに
ピッチの幅が太いストライプ
今冬は太ストライプの流れがくる予感ですね。
勿論使いやすい無地もあります。
温かみがあってどれも魅力的です。
正直これらの生地は文や写真では魅力をお伝えしきれません!
是非、興味本位でも見に来てみてください。
そういえば、最初につぶやいていたファッション雑誌に載っていたんですが、
ゼニアさんが『12Milmil12』というのを出したみたいです。
どこまで行くねんって感じですね。
ゼニアさんのオーダーで仕立てると168万円~を記載されておりました。
もう異次元の世界ですね…。
長々としたブログで大変失礼しました。
そろそろ終わります!
京都店一同、皆様のご来店を心よりお待ちしておりますので
一度お立ち寄りいただければ幸いです。
ではこれにて。
Ginza Global Style京都三条通り店
渡邉