生地厚のお話【大阪本町店】
こんにちは、大阪本町店の二村です。
大阪はまだまだ寒いですが、
生地はすっかり春夏ものへと入れ替わっています。
今くらいだと、新生活に向けてオールシーズン仕様のものをお求めの方が多いですね。
しかし、「その基準は?」とよくご質問を頂きます。
その答えはお値札に。
品番の下に、「260g」という表記があるのがお判りでしょうか。
この数字は1m辺りの重さを指しており……簡単に言うと数字が大きいほど厚く、
もしくは目の詰まった生地ということになります。
ある程度のブレはありますが、260±20~30(g)くらいがオールシーズンとして適する厚みです。
しかしオールシーズンといっても、ご存知寒暖差の激しい我が国のこと。
夏場はジャケットを脱ぎ、冬場はコートを着ればちょうどいい、位の感覚です。
ベストもあれば調節もしやすく、
ジャケットを脱いでもだらしなく見えないのでgoodですね!
完全に夏向き、となると、220gくらいのものとなります。
トロピカルと呼ばれる平織りの生地であれば、もっと目方のあるものでも適しますが……。
こういった生地を軽量仕立+背抜きで仕立てれば、とっても涼しいスーツの出来上がり。
夏場でもジャケットを脱げない方には、特にオススメです。
ちなみに冬物は?となると、フランネルと呼ばれるフワフワした生地の他、
300グラム以上の厚みのあるツイル地が適します。
本日のご注文でのお渡しが3月末となるので、
冬物の場合時期的にはまた来年、という感じですが……。
それでは貴方様のご来店お待ちしております。