こんにちは。

 

 

本日は、スーツのお手入れ方法をご紹介させて頂きます。

 

 

まず基本的なところになりますが、スーツは１日着用したら

２～３日ほど休ませてあげたほうが良いです。

皆様もこれは聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。

なぜかと言うと、スーツの主要素材であるウールの繊維はウロコ状のスケールというものがついており、

着用時の汗などで水分を含むとだんだん開いていき摩擦によって繊維が絡んでいきます。

連続で着用すると毛玉に繋がったり、さらにダメージが蓄積するとテカリ・破れに繋がってきます。

その開いたスケールは２日～３日ほどで元に戻る為、連続着用は避けて頂いたほが長持ちします。

 

 

 

～着用後のお手入れ方法～

〇スーツにあったハンガーを使う

ジャケットをかけるハンガーは、シャツやカットソーをかけるような薄いハンガーではなく、

肩回りの形崩れを防ぐ為にも程度厚みがあるものが良いかと思います。

 

 

 

 

 

スラックスは半分に折ってそのまま上着と一緒にかける方も多いかと思いますが、

パンツ用のハンガーを使い裾から吊るとパンツ自体の重みで、ある程度シワも伸びてくれます。※ウール生地の場合

 

 

 

 

〇ブラッシングをする

１日着用するとホコリなども付着し、そのままにすると生地が傷む原因にもなります。

ホコリを掻き出すように軽くブラッシングをします。

着用で乱れた繊維を整える効果もありますので、これをやるだけでも違ってくると思います。

 

 

 

 

着用後のシワが気になる場合はスチームをかけるのが一番早いですが、

水や衣類用シワ取りスプレーをかけていただき、１～２日空けるとシワもある程度自然に回復します。

 

 

 

〇クリーニングに出す

基本的にクリーニングは、出しすぎないようにしましょう。

１シーズン(３ヶ月)に１回程度、衣替え時の保管前に１回が目安です。

汗をかきやすい夏場は多くても月１回～２回までに抑えましょう。

出しすぎてしまうとウールに必要な油分まで取れてしまい、逆に生地を傷めてしまう原因となってしまいます。

また通常のドライクリーニングでは、汗などの水溶性の汚れは落ちないので

汗汚れが気になる方は、汗抜きコースなどに出したほうが良いかと思います。

皮脂汚れは、通常のドライクリーニングで問題ありません。

 

 

 

〇長期間保管する場合

まずは、クリーニングに出しましょう。皮脂汚れ、汗汚れがついたまま

保管してしまうと変色やカビの原因ともなります。

クリーニング後は、透明のビニールカバーでの保管は避けましょう。

意外と知らない方も多いと思いますが、湿気がこもりやすくカビの原因になります。

通気性の良い不織布や防虫カバーを使用して頂くと良いかと思います。

 

 

 

お手入れというと少し面倒ではありますが、スーツを長持ちさせるために

皆様もご参考にしていただければと思います。

 

 

 

博多駅中央街店　松尾

 

 

 

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