大麻?のジャケット生地 【なんばスカイオ店】
皆様こんにちは。
本日は、自身が注文しているジャケット生地についてのお話でございます。
イメージはこんな感じです、、
マネキンかっこいいな思ったのと、かねてからその素材がとても気になっていたので、作ってみようと思いました。
その名も「カナパ」
カナパと言われてすぐに何の素材かお分かりになる方は非常に少ないかと思います。
昨年もバンチブックにありどんな生地なのかと思い調べてみると、イタリアでいう”大麻”だそうです。
主に生地屋での呼び方は英語読みのヘンプという方が一般的らしく、もともと日本にも約1万年前から大麻が群生していたそうです。大麻というとマリファナと結びつき何となく良くない印象がありますが、第二次世界大戦後の大麻取締法が制定されるまで、長きに渡って使われていました。
大麻取締法では大麻草の成熟した茎や種子、及びそれらを用いた製品については同法の対象外となっており全く問題ないそうです。
その特徴としてはリネンよりも吸水性、保温性に優れており、夏は涼しく冬は暖かいという非常に機能的な素材のようです。麻は真夏だけと言わず、春秋も十分使える素材であると言えるでしょう。
実際ウェイトも300gあり、触った印象も秋まで問題なく使えそうな印象です。
また麻独特のシワを好まない方にも今回紹介する生地は75%のカナパに対し、25%のウールを混紡することで、復元力や伸びなども期待できる素材になっております。
トラウザーズに合わせるもよし、デニムに合わせるもよし、様々なコーディネートを楽しんで頂ける生地となっております。
今から仕上がりをとても楽しみです。。
また出来上がりの際は、ご紹介させて頂ければと思います。。
それでは本日はこのあたりで。
なんばスカイオ店 市原