礼服の既製品にある落とし穴とは・・ 【京都三条通り店】
皆様こんにちは。京都三条通り店の松本直です。
前回に引き続き礼服のお話ですが・・
皆様がお持ちの略礼服(ブラックスーツ)の仕様ってどうなってますか?
お持ちのスーツが、ダークスーツであれば問題ないのですが
一般的に喪服とも言われる礼服にはある程度決まった形があるんですね。
そもそも、日本で捉えられている礼服というものは日本独自のもので
海外では基本的に、ダークスーツが略礼服にあたります。
つまり、海外では弔辞・慶事共にネイビーのスーツやグレーのスーツで赴くのが一般的なのです。
それ故、ベタ黒とも言われる日本独自の礼服には日本独自の特徴があったりするのですが
↑ベタ黒というのは色の事を指します。一般的なブラックの生地より濃度が強い黒で染め上げてるんですね。
例えば。
礼服オーダーの際は、袖釦の数を3つで承るのですが
これも「4」という数字が不吉とされる日本特有の文化が影響しているのです。
意外と知られていないのが、ジャケット後ろの切れ目「ベント」で
フォーマルの場合、一般的にノーベントと言って切れ目を入れないことが多いのですが
日本で販売される既製品の礼服には、ベントが入っているものが多いんですね・・・
というのも既製品の礼服の場合、コスト削減が目的で
スーツに使う型紙を、そのまま礼服に当てはめていることが多いのです
礼服の仕様を無視して、スーツの仕様のまま進めてしまっているのですね。。。
改めて、お持ちの礼服を見てみてはいかがでしょうか。
袖釦が4つになっていませんか?
ベントが入っていませんか?
オーソドックスな礼服が必要であれば、是非うちにいらしてください。
スタイリストがしっかり提案させて頂きます!!!
京都三条通り店 松本直
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所謂、喪服