新卒スタイリストが夏場の1ヶ月間、イタリア生地と英国生地の2着をヘビロテして分かったこと【大阪本町店】
こんにちは。大阪本町店の村上です。
今回はタイトルの通り、新卒スタイリストの私が夏場の1ヶ月、イタリア製の生地と英国製の生地を2着、交互にヘビーローテーションして分かったこと、それぞれの特徴からどんな方にオススメなのかをお伝えしたいと思います。
一般的に言われているイタリア生地の特徴は、軽く柔らかく、色柄は華やかなものが多い。
英国生地は重く固く、色柄は暗めのものが多い。よく言うと丈夫で長年着用出来るというメリットがあります。
今回私は同時に2着を同じ寸法、同じ価格、同じモデル、春夏用としてオーダーしたので、裏地の背中部分を抜いた背抜き仕様、ジャケットスラックス共に軽量仕立てというクールビズ仕立てにしたので、条件が揃っている分比較しやすいです。
1着目は何度かブログで紹介したイタリア生地、ストレッチ性に定評があるトーニャ。
1着価格 68,000円~ コンビ価格 44,000円~
2着目は英国生地のジョンフォスター
1着価格 68,000円~ コンビ価格 44,000円~
ここからは私が着用した感想ですので、体格や使い方によって個人差があるので、あくまで参考にする程度でお願いします。
まずは着心地、着心地はイタリア生地の方が優れていると感じました。
トーニャはストレッチ性が強いので比較対象として正しくないとは思いますが、しゃがみやすさが圧倒的に違いました。
次に軽さ、今回は2着とも春夏用に軽い生地を選んだのでそこまで差を感じませんでしたが、しいて言うならイタリア生地の方が軽さを感じました。
次に防シワ性、こちらは英国生地が長けていました。丸1日着用してもシワになりにく、アイロンがけが苦手な私にとっては凄く嬉しいです。
シワはつきにくいですが、1度ついてしまうと、自然には取れにくいので、アイロンがけをする事をオススメします。
丈夫さは圧倒的に英国生地の勝利です。
2日に1度のペースでガンガン着用するとどうしてもイタリア生地は劣化を感じましたが、英国生地はあまり感じませんでした。
まとめると、着心地や軽さを求めて着用頻度は少なめの方はイタリア生地。
シワへの強さ、丈夫さを求めて着用頻度が高めの方は英国生地を選ぶことをオススメします。
最後にどんな生地にも言えることですが、スーツは使えば使うほど傷んでいきます。
1度着用すると2日、最低でも1日は休ませてあげる、着用後はポケットの中のものを全て出し、ブラッシングをして汚れを落とすなど、スーツのケアをしてあげる事で寿命は圧倒的に変わってきます。
お気に入りの1着を長く使うため、生地の特徴を理解し、ケアをしてあげましょう。
大阪本町店
村上