スーツについてⅡ【神戸三宮店】
こんにちは。
とてつもなく寒いですね。
気温が下がってから咲く花をご存じですか。それはスノードロップです。
和名では 「待雪草(まつゆきそう)」とされ、雪が降るのを待ちながら、健気に咲いているとこからつけられたそうです。
しかしこの花、人に贈ると「あなたの死を望みます」という花言葉の意味になるそうです。
恐ろしいですね。スノードロップ…
取り扱いには注意です⚠
それと同様にスーツも取り扱いには十分気を付けていただきたいです。
前回はお直しについてお話をしましたが、今回はスーツの取り扱いについてご説明させていただきます。
まず洋服には耐用年数という法律に基づいた目安の使用期限が定められています。
夏物のスーツは3年、冬物は4年。
あくまでも目安ですが、使い方や使用頻度によればこれより長く着ていただける場合もありますし短い場合もございます。
なのでスーツの長く着ていただけるポイントをご説明させていただきます。
長く着ていただけるのもそうですが
長く着れるスーツの特徴も知っていると得です。
スーツの生地にSUPER80’SとSUPER100’Sといったような表示を目にしたことがないでしょうか。
このSUPER○○’Sというのは生地の元となる糸の「繊維の細さ」を表しており、数字が大きくなるほど細い糸を使っており、価格も上がります。
細い糸で作られたスーツは、柔らかく肌触りが良いという反面、デリケートなので耐久性が落ちます。
高級ブランドの高価格のスーツだからといって、量販店の普通のスーツより寿命が長い、耐久性が高いということではないのです。
お仕立てする際にこのようなポイントを抑えておくのも長く着用いただける理由の一つですね。
次にお手入れです。
お手入れと言いましても様々ですが、とにかくブラッシングがまず一番に思い浮かびます。
スーツをブラッシングする理由は大きく分けて2つあります。
ホコリや花粉、排気ガスなどをブラッシングすることで取り除くこと。
スーツの繊維の流れを整えて綺麗にすることで虫食いやカビの発生を防ぐこと。
スーツを綺麗に保っていれば、毛玉の発生を防ぐことができて結果的にクリーニングの回数が減りますね。
クリーニングは出せば出すほどスーツは傷んでしまいます。
自宅で出来ることでもスーツを長持ちさせられます。
次はローテーションをすることです。
お気に入りのお洋服でも毎日着るのはやめましょう。
気持ちはすごくわかりますが、スーツは1日着たら2日休ませる、というのが良いといわれています。
衣類を長持ちさせるためには、やはり何着かをローテーションさせるのが無難です。
特にウールのスーツなどの素材は毎日連続で着用してしまうとすごく傷んでしまいます。
このように様々なお手入れ、活用方法がございます。
スーツ1着と言えど立派なお洋服でございます。
毎日着用するからこそ気を使ってみてはいかがですか。
それでは
神戸三宮店 小山
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