紳士服の細部に目を凝らすと。。。【博多駅中央街店】
スーツのデザインを決める際、ひとつひとつの意味を考えながら選択したことはあるでしょうか。
たまにお客様からそういったお声を頂くので本日は初心を振り返って紳士服の仕様についていくつかご紹介してまいります。
よく聞かれるのがお袖の釦について。。
そもそもなぜ釦がついているのかというと鼻水をぬぐえない様にする為なんだそう。
昔の軍人さん達が寒い寒い極地で止まらない鼻水をジャケットの袖でぬぐう姿が見るに堪えない。ナポのレオンが強制的に金ボタンを袖につけたのがひとつの由来。
お次は会社員の方々なら当たり前のように使っている部分。社章バッチなど付けていますよね。
衿の左側についているフラワーホールについてです。
そのお言葉通り、花束の一輪も入れるため。。とお思いの方も多いとは思いますが、これもまた軍服が由来しているんです。昔は首元まで襟を起こして第一釦を締めて着用が当たり前だったそう(寒いから)
最後に裾口ダブルについて
雨の日に足元が濡れない様、ハンティングの際に足元が汚れない様にと、、単に汚れ防止が由来してますね。
ちなみに裾口の裏側についている端切れのようなもの皆様は付いていたのはご存じだったでしょうか。
これは裾口が擦れない様に付いている実用的なもの。少しかかとにむけて傾いているのはそのためです。一説によると商品タグの代わりについてた時代の名残とも言われてます。
時代が流れていく内に本来の形は薄れていくものではありますが改めて細部に目を凝らすと新しい発見があるのも物事の楽しみでもありますね。
グローバルスタイル博多駅中央街店
堀田