シャツのクリーニング 実はNG⁉【グランフロント大阪店】
皆様こんにちは!どうも片山です!
さて本日はあまり知られていないシャツのお手入れ方法についてご紹介しようと思います!
スーツは月に一度や数か月に一度のお手入れで長持ちはしますが
シャツは一回の着用ごとに洗濯やクリーニングの必要があるかと思います。
毎回のお手入れが必要なシャツだからこそ
長持ちさせるお手入れ方法をご紹介いたします。
まず初めにご自宅で洗濯するよりもクリーニングに出した方が長持ちするとお考えの方が多いかと思います。
実はこれ、不正解です!
もちろんクリーニングに出さなければならないシャツもございますので説明いたします。
まず確認いただきたいのがシャツのタグ。
(引用:https://www.caa.go.jp/)
多くのワイシャツは綿100%か綿と化繊の混紡となっております。
この場合ご自宅での洗濯が可能なことが多いです。
ご自宅での洗濯がNGなシャツは
シルクなどの高級素材が含まれていたり
タグに洗濯できない旨が書いてあります。
この際は迷わずクリーニングに出してください。
ではなぜクリーニングに出すのが不正解なのかご説明いたします。
クリーニング店では高温、高圧のプレスを行います。
(引用:https://pure-cleaning.jp/archives/howto/)
この高温、高圧のプレスは生地に大きなダメージを与え寿命を縮めることに繋がります。
また形態安定の加工がなされているシャツは特に負担が大きいです。
通常のクリーニングでは半渇き状態でプレスし強制的に乾燥させます。
形態安定は衿やカフスが芯地と接着されてシワになりにくいよう加工がされており
その加工の際に使う糊が高温に弱くプレスを行うとバブリングが発生したり衿が反り返るなどのトラブルの元となります。
ではどのようなお手入れ方法が正解かご紹介いたします。
まず洗濯前のひと手間として
汚れのひどい衿や袖口は液体洗剤でつまみ洗いやブラシ洗いを行い洗濯機に入れてください。
また洗剤を溶かしたぬるま湯に数分付けてから洗うのも効果的です。
(引用:https://top.lion.co.jp/)
洗濯機に入れる順番としては洗剤を先に入れ洗濯物を上にすると良いと言われます。
洗剤を多く入れすぎても洗浄力は変わらないので規定量を守りましょう。
洗濯物は裏返しに畳んで洗濯機に入れます。
その際洗濯ネットを忘れずに。
生地が傷むのを抑える効果があります。
水流はなるべく弱いモードを使い脱水時間は短めに。
洗濯後は濡れている状態で干すと
水分の重みでシワを伸ばしてくれるのでおすすめです。
これをドリップドライや濡れ干しといいます。
(引用:https://kadenfan.hitachi.co.jp/)
洗濯機の中に放置するのは厳禁です。
洗濯臭の原因になったり変なシワが付く恐れがあります。
洗濯後は出来るだけ早く干すように心がけてください。
このような手順を踏めばご自宅での洗濯でも安心です。
案外慣れてくるとクリーニングに出さなくても綺麗にできますし
お金と手間もかからず長持ちしますので是非おすすめです。
私どもスタイリストもお客様に長く愛用頂ける方がうれしいです。
長く着用頂くためにもご自宅でのご洗濯にご協力くださいませ。
Ginzaglobalstyleグランフロント大阪店 片山