暮らしを少々豊かにするブログ ~私服でも良く聞く「リネン」とは~【グランフロント大阪店】
皆様こんばんは!どうも片山です!
僕もシリーズ物のブログを書きたいなと思いまして
皆様の暮らしを少々豊かにできる内容を書こうかなと思います。
普段あまり気にしない内容や知ってるとかっこいいなと思える内容を書きたいです。
しょうもない内容ですがお付き合いくださいませ。
まずは第一弾ということで
最近名前をよく聞く「リネン」
スーツよりも私服でよく名前を聞くかと思います。
どういった素材なのでしょうか。
歴史も遡りつつご紹介したいと思います。
「リネン」=「麻」とも呼ばれます。
「リネン」の歴史は紀元前8000年前に遡ります。
日本でいうと縄文時代初期ですね。
人類と「リネン」は密接な関係にあり
特にヨーロッパ圏では権威と格式の象徴とされてきました。
実際に一流ホテルのベッドやテーブル周りは「リネン」が多く
フォーマルシーンでもチーフやハンカチは「リネン」が一般的となっております。
では「リネン」の特徴をあげてみましょう。
長所
丈夫で長持ち
汚れにくい
抜群の吸水性、速乾性
高い保湿性
短所
シワになりやすい
色落ちしやすい
摩擦に弱い
麻は天然素材の中で最も強靭と言われています。
そして「リネン」の最も秀でた特徴が水に濡れると更に強度が増すということです。
そのことから船の牽引ロープなど水回りに使われることが多いのが「リネン」です。
服だけではなく牽引ロープや鞄などの小物、枕カバーなどのベッド周り
案外身近なものに使われていることが多いです。
では知っているとかっこいい内容をお教えいたしましょう。
麻は中空構造という繊維の中が空洞になっており
夏場は汗などの水分を溜め込み
冬場は暖かい空気を溜め込むことが出来る特殊な構造となっております。
一般的には夏物として扱われることが多い「リネン」ですが
冬場も活躍することが出来る素材です。
通年通して活躍できるのが「リネン」の素晴らしき特徴ですね。
最後に「リネン」のデメリットについて。
ここまでの内容だと「リネン」の良いところばかりでした。
もちろんデメリットもあるのでご説明いたします。
麻は繊維と繊維を繋ぐ役割を果たすペクチンを多く含んでおり
これが汚れなどから繊維を守ってくれます。
これと同時に色が入りにくく落ちやすいデメリットも存在します。
なので「リネン」は素材を楽しむと言われることが多く
また生地は生成りが多く扱われます。
生成りとは手を加えずそのままという意味になります。
この特徴から「リネン」と綿やウールと混紡し柄や色味を出している生地が多いです。
グローバルスタイルでも「リネン」の生地を数多く取り扱っております。
サマージャケットとして「リネン」素材のものなどはいかがでしょう。
洒落感も出るので今の季節にぴったりです。
冬物の場合は「リネン」と綿などを混紡させ質感を出していただくとかっこいいですね。
本日は「リネン」についての解説でした。
第二弾の内容はまだ決めていませんが
またしょうもない内容で書きたいと思いますので
暇なときにでも是非ご覧くださいませ。
グランフロント大阪店 片山