数字だけじゃわからない【横浜西口店】
こんにちは。
昨年から山登りを始めています。
いつかは百名山を制覇しようと冬以外は月1回のペースで登っています。
先日は富士山を登ってきました。
標高3776m。
日本で一番高い山です。
しっかりと準備をして臨んだこともあり、難なく登頂できました。
山小屋に1泊し剣ヶ峰まで上がり、山頂でご来光も望めました。
日本一の標高を誇る富士山ですが、
山の難易度としては中級程といわれることが多いです。
標高だけでは難しさは分からないことを実感しました。
多少無理やりな感は否めないですが、
服地についても同様に数字では分からない部分が多くあります。
スーツの生地でよく目にするスーパー〇〇の表記。
羊毛の細さ(繊度)を示す値で数字が高いほど細い羊毛という事になります。
一般的にはこのスーパー表記が高い生地ほど良いと認識される方が多いかと思います。
勿論一つの要素として繊度は非常に重要な事は間違いないです。
しかし、あくまでも羊毛の細さの単位であり、
その原毛を使ってどのような糸を紡ぎ、どのような生地にするかはメーカーによるところであります。
同じ繊度であっても生地感の全く違う生地は存在します。
糸の番手、打ち込み、仕上げ等様々な要素が関係して生地となるのです。
スーパー表記については生地全体の1%でも該当のスーパー相当の原毛が含まれていれば、
その数値を表記することができるという部分もある為、
直接的に生地のクオリティを示しているわけではないのです。
ゼニアがスーパー表記をしないことは有名な話ですね。
生地の世界は非常に奥が深く知れば知るほど知らないことばかりです。
沢山触って沢山感じることが大切です。
スーパー表記に限らず、生地の良さというのは様々な尺度があるので、
お客様のライフスタイルに合わせてご提案させて頂きます。
富士山下山日に立ち寄ったアウトレットで再び靴を買ってしまったのはまた別の機会に。
本日はウエストン、ゴルフでした。
このシボ革が堪らないんです、、、。
横浜西口店
曽根