生地とお見合い①【グランフロント大阪店】
こんばんは~熊谷です🐻
皆様、オーダースーツの生地を選ぶ、、って難しくないですか?
生地選びはお見合いと同じ、自分のスーツにどれだけふさわしいか見極める大事な段階です。
お見合いとなるとお相手の外見だけで即決なんてあんまりできないですよね。
生地も同じく、もちろん好みの色柄など見た目も重要ですが
大切なのは自分の価値観とどれだけ適合しているか、いわゆる中身!
一緒に生活していけるか、ということです。
勿論そのために我々スタイリストが存在しているのでご相談頂ければなによりですが
本日は生地選びの手助けとなる生地の性質を最初にざっくり知る方法をご紹介します!
グローバルスタイルの生地にはどの店舗も共通して
こんな感じのお値札が付いております。名札みたいな感じです。
名札と見た目だけじゃ正直何を頼りに自分と合うか判断しづらいですよね。
しかし実はこちら、お値段だけでなく知っていると生地がより選びやすくなる情報が隠れているのです。
名札に血液型、出身、大まかな性格やスキルがざっくり書かれている、という感じです。
それならより比較・検討しやすいですよね。
※もちろんあくまで例です。人に値踏みして優劣決めるということではないのであしからず。
本日はこの3つの生地を例にご紹介します。(価格の説明は割愛させていただきます。)
まず初めに素材の表記です。
素材は生地の性質の根源、その人の根本的な価値観・性格みたいなものです。重要すぎます。
たいていの生地にはこの部分に小さな文字で生地の性質の表記がございます。
W = ウール(羊毛)
P = ポリエステル(合成繊維)
S = シルク(絹)
など、素材と混率が一目で見て頂けます。
先ほども申し上げました通りここが要。
根本的な価値観が合わないと長続きしないです、、長く持ってると思ってもどちらかが必ず我慢してます。
例えばポリエステルが半分くらい混ざった①の生地はシワにはなりにくくタフなので普段の通勤にはお勧めです。
しかし伸縮性、ツヤ感に欠けるのと一度シワになると取れにい、テカリが出てくる、といったデメリットもあります。
全体的にタイトなサイズ感を好まれる方や長くスーツを愛用されたい方には少し相性が悪いかもしれません。
ウール(羊毛)100%の②はスーツ生地で一番王道の素材。
一定の伸びがあり柔らかく、吸湿性にも優れた素材です。ツヤ感も出てくるので高級感も増しますね。
ただ①よりも繊細になるので1~2晩寝かせて着まわしながらのご着用やお手入れが必要です。
そして③はより繊細なシルク(絹)が入ります。もちろんツヤ感は断トツで上品な仕上がりになりますが
その分普段使いにはあまり向いておりません。頻度が高いとその分ヨレも早くなるからです。
ご結婚式などの式典やパーティーなど頻度が低くあまり激しく動かない場面がお勧めです◎
いかがでしょう。素材のなかでも織り方やブランドで特徴がまた違ってくるのでとってもざっくりなご紹介ですが
相性がだんだんわかってきますよね。
先ほども申し上げましたが合わなければ長続きしません。自転車通勤の方がシルク混のスーツを頻繁に着られるとおそらくすぐ破れてしまいます。
長く続いてると思ってもテカリを我慢して着てたり、はたまた生地の縫い目が避けそうになっていたり、、これも自分か生地かどちらかが我慢している状態です。
そしてどちらかが我慢している状態はいつか爆発します。
人間関係は一度爆発するともう再築は不可能な場合がほとんどですが
スーツはあくまでも衣類。悲しいですが買い替えという方法がございます。よかった~。
長くなりそうなので今回はここまで!!
次回、まだ素材以外にもたくさんお値札にお見合いのヒントがございますので
ご紹介しますね🐻
それでは!
グランフロント大阪店 熊谷