生地とお見合い②【グランフロント大阪店】
好きな人の胃袋は和食で掴め!と先日我らが片山副店長に教わりました熊谷です🐻
肉じゃがとかはとくに出汁が染みるのでその人の味を覚えさせやすいとか。
これは練習あるのみですね。目指せ胃袋ガッチリ鷲掴みです。
さて今回は!前回に続き生地のお値札に隠れているお役立ち情報紹介です!
パート①はこちらから!
さて、前回の素材の表記の横のこんな表記。
こちらで実はざっくりその生地の向いているシーズンが読み取れます。
ここでもご自身の着用したいシーズンと生地の向いているシーズンに大きく違いがあるとだめですよね。
まずはグラム数。これは単純に1mあたりどのくらいの重さがあるか、という表記で
生地の織り方・素材にもよりますがざっくり
🌸春220g~260g
🌞夏200g~240g
🍂秋240g~290g
⛄冬280g~
(オールシーズンは大体240g~260gくらいです!)
といったイメージで見ていただけると大きなズレはないかと存じます◎
更にグラム数の横、この分数みたいな表記がちょこっとございます。
これもシーズン見極めにとっても大切な表記!
主に「2/1」「2/2」「TROPICAL」といった3つの表記が店頭では多く見られるかと思います。
これはこの生地がどういった織り方をされているかの表記。
最初の2つは”綾織り”、TROPICALは”平織り”といった織り方です。
平織りは縦横1本ずつで織る最も基本的な織り方で、硬めでハリコシのある仕上がりに。
主に夏物に使用されることがほとんどです。通気性が◎ですね。
綾織りは複数の縦糸が横糸をまたぎ1段ずつずらして織る織り方で、よくツイルと呼ばれ
織目が斜めに見えるのが特徴です。平織と比べると光沢・伸びが増えてきます。
表記のスラッシュを挟んで左が縦糸、右が横糸の意。つまり
2/1 = 縦糸2本、横糸1本
2/2 = 縦糸2本、横糸2本
という表記です。これだけ文面で見るとなんか難しそうですよね。
詳しい編み図などはいったん置いておいて、つまりどういうことか簡潔に申し上げますと
2/2より1/2のほうが少し薄くて涼しいですね、ということです。
🌞夏 TROPICAL → 2/1 → 2/2 冬⛄
という感じでざっくりこちらも季節感が伺えますよね。
いかがでしたでしょう。これで例えば夏物のスーツ地を探している際に
2/2とか280gとか表記のある生地はちょっと向いてないな、などと判断できちゃうのです、、!!
あくまで「グローバルスタイルで生地を悩む際」には
ちょこっと頭の隅に置いておくとお役立ちだと存じます🐻
もちろんパート1でご紹介しきれていない素材や特殊なジャケット生地など
例外はたくさんあるのですが、そのためのスタイリスト!!!
ここでは紹介しきれない生地の特徴やブランドは勿論
お客様にピッタリの生地をご提案させていただきますので
お気軽にご相談くださいませ!
皆様のエンジョイオーダーライフを全力でバックアップいたします。
それでは皆様、いい出会いを。
グランフロント大阪店 熊谷