前回はスーツはなぜ複数形なのかを説明しましたが、

スーツの歴史①【広島パルコ新館店】

今回は「スーツ」はなんの略語なのかの説明をします！

 

スーツの呼び名はアメリカとイギリスで異なり、

イギリスでの元々の呼び名は「ラウンジ・スーツ」でした。

アメリカでは「サック・スーツ」と呼ばれており、

サックスーツも最初からトラウザーズと共地で合わせた洋服ではありませんでした。

 

当時の紳士服は「フロック・コート」「モーニングコート」「イヴニング・コート」でしたが、

いずれもより身体にフィットさせることが良いとされていました。

 

これに対して「サック・コート」はルーズなシルエットが特徴だったと言われています。

そもそも、サック・コートは、ドレスアップが必要でない時の服装であった為、楽に着こなせる必要がありました。

「袋のようにゆったりとしている」ところから、サック・コートと呼ばれるようになったそうです。

 

年月を経て、トラウザーズも共地で合わせるようになり、「サック・スーツ」となったわけです。

 

「サック・スーツ」を略して「スーツ」となったわけです。

 

http://batak.jp/2017/05/tailors/5147/写真引用

 

サックコートは「サックト」と呼ばれていたこともあり、「袋状に仕上げた服」という意味もありました。

その為、サックスーツは「袋状の揃い服」のようなイメージになります。

 

アメリカのスーツがボックススタイルで大きめだったことも頷けますね！

 

ダボっとしたスーツはちょっとな・・・と思う方もいるかと思いますが、

歴史を知ったうえで着用すると少し気分が違うかもしれませんね！

 

是非「袋状の揃い服」のお仕立ての際は、グローバルスタイルにご相談ください！

 

GINZA GLOBAL STYLE　広島パルコ新館店

佐野

 

 

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