生地勉強<ゼニア>編【グランフロント大阪店】
どうも!清水です!
今回は人気のスーツ生地、
<Ermenegildo Zegna> -エルメネジルド・ゼニアについて勉強しました。
1910年創業、北イタリアでテキスタイルメーカーで品質・販売数ともに世界一。
「エルメス」「アルマーニ」「ラルフローレン」「トムフォード」「キトン」
に生地を供給しており、
ゼニアのスーツは “国家元首” や “有名人(ジャンル問わず)” が好むブランドとして知られ、
世界にある一流ブランドの中でも最上級クラスに位置します。
そうなると気になるのが価格、ゼニア社の公式サイトからいくつかピックしてみると、
“プリンスオブウェールズ CENTOVENTIMILA ウール スーツ”682,000円(税込-2022年8月現在)、
“TROFEO ウール テーラリングスーツ”478,500円(税込-2022年8月現在)となっています。
明らかなことではあるが価格相場も最高クラスです。
<「エルメス」「アルマーニ」「トムフォード」と一度は聞いたことがある
ブランドからも信頼され、高品質を維持しつづけ売れ続けるゼニアスーツの凄さが伝わりますね!
なぜ、ゼニアスーツが高額でも人気があり売れ続けるのか。
上質さが一目で分かるのが“高級感のある艶”と“なめらかな触り心地”、ゼニアのスーツは
この両方が標準的に兼ね備えられています。
1つ目の特徴は“艶・ツヤ”。スーツの表情を左右する生地表面に艶のある上質な光沢があります。
この特徴は、羊毛のあぶら(脂)に光が当たり生まれ、
羊毛の品質が良いからこそ出るモノになります。
2つ目の特徴は、高級生地特有の“ヌメリ”のある手触り感。
ウール100%でもカシミヤのような柔らかい触れ心地。
この特徴は、ゼニア独自の素材の厳選、高品質な羊毛を買い付けしている事で生まれています。
ゼニアのこだわりは、強度・密度・色・長さなど糸の細さだけではなく、糸の性質を見極め選定。
クリンプ(波状のちぢれ)と呼ばれる生地の弾力性や耐久性を生み出す手法で、
細くても弾力性に優れたクリンプを含んだ糸を使用し、
柔らかく型崩れしない、程よいハリのあるスーツに仕上がります。
ゼニアの生地コレクション紹介(シーズン別)
~スリーシーズンにおすすめの生地~
<TRAVELLER-トラベラー>春秋冬
トラベラーという名前からも連想されるように、出張・旅行時に最適な生地です。
脱いだ上着を一晩ハンガーにかけるだけでシワが回復、
防シワ加工を施したスーツに仕上がります。
シルク混約10%のトラベラーもあり、光沢感も加わった美しい素材となっています。
ビジネスマンに圧倒的な人気を誇り、スーツケースに長時間畳んだ状態で入れておいても
シワになりにくく、シワからの回復が高い生地になります。
まさにゼニア社の「TRAVELLERトラベラー」は、初めての方や出張の多いアクティブな
ビジネスマンにオススメの生地です。色柄も豊富なので
着用シーンに合わせて選ぶことができます。
☟トラベラー
<TOROFEO & TOROFEO DENIM-トロフェオデニム>春秋冬
トロフェオは、ゼニアの中でも最も人気のラインで、Super150’sクラスレベルの細番手で
作られている生地は、他社と比べても艶感を極上。
春夏のトロフェオは特に艶感が強く、秋冬のトロフェオは
あえて色艶をトーンダウンさせています。
毎日、着用したい方にはオススメはできませんが、
1週間に1回程度の着用であれば十分長持ちします。より高級感のあるスーツをお探しの方や、
色彩センス抜群のイタリアならではの色柄が豊富にあり、初めてのゼニア生地におすすめです。
☟トロフェオ
初めてのゼニアにおすすめの2つを紹介させていただきました!
普段使いから色味、肌触りと高級感を求めながら機能性も抜群なトラベラー。
特別な日や商談などの勝負服、週に1度の自分への士気上げにもってこいのトロフェオ。
見れば見るほど目移りしてしまいそうですが、
そういうプロセスもスーツに対しての愛着につながりますね!!
たくさん知識をつけて最高の1着と出会いたいと思います。
グランフロント大阪店 清水