イギリス・イタリア【グランフロント大阪店】
どうも!清水です。
スーツは大きく分けるとイギリス・イタリアの2つの系統があります。
これは先輩たちの接客している様子を見ていると何となく分かりました。
今回はそんな2つの系統を深掘りし、勉強していきます。
『デザイン』
イギリス
固めの生地によく合うカッチリとした「ブリティッシュ・スタイル」
一番の特徴は、ジャケットのシルエットで重要なパッドが
しっかり入り張りのあるショルダーラインです。
堂々としたブリティッシュスタイルの象徴的なディテールになります。
他にも打ち込みのしっかりとした固めの生地で仕立てるハードテイラリングや
固い馬の毛を使った毛芯の使用など、丈夫なスーツは基本的なスタイルです。
また細めにシェイプされたウエストは、立体的なボディラインを演出し、
斜めの切り込みの腰ポケットは胸のたくましさを強調してくれます。
イタリア
柔らかで中性的な華やかさのある「イタリアン・スタイル」
柔らかな仕立てで、中性的で華やかさのあるスタイルがイタリアスーツの特徴です。
このスタイルは、何よりもシルエットの美しさです。
ドレープの効いた
(袖ぐりや胸元、裾などの布地に余裕を持たせ、動けば揺れる様なデザインを施すこと)
滑らか生地で仕立てるソフトテイラリングは自然で柔らかなエレガントさを醸し出し、
立体的な袖付け、胸元のバルカポケット(脇に向けて舟のへさきのように先端が尖った形)、
袖口の重ねボタンが美しいラインを作り出してくれます。
仕立て
イギリス
☞パット、毛芯共に厚く、しっかりしていて重量感がある
イタリア
☞パット、毛芯共に薄く軽さやソフト感を重視している
肩と袖山
イギリス(左) ⇒ 袖山を盛り上げた構築的なショルダーラインが特徴
イタリア(右) ⇒ 肩から自然につながる様なナチュラルショルダーが特徴
Vゾーンとウエストシェイプ
イギリス(左) ⇒ Vゾーンが浅くカッチリとした仕立て感を強調、ウエストシェイプ位置は高め
イタリア(右) ⇒ Vゾーンが深めでセクシーさを表現、イギリスに比べるとシェイプ位置は低め
並べてみるとより分かりやすいですね!
大きく分けたイギリス・イタリアを今回勉強してみて、
そこからの派生したモデルも輪郭は見えてきたので引き続き勉強していきたいと思います!!
グランフロント大阪店 清水