靴の木型についてのお話【表参道店】
村山です。
私、出身が北海道でございまして
東京で雪を見ると少しテンションが上がります。
今回も少し期待していたのですが積もりませんでしたね。
それはそれで良かったのかもしれませんが。。。
雪が積もればあまり日の目を見ない雪用のブーツでも履きたいところ。
それはさておき、今日はちょっとだけ靴の話でもしようと思いますので少々お付き合いください。
靴の履き心地を大きく左右する要素の一つに≪木型(ラスト)≫と呼ぶ物があります。
靴全体のフィット感やシルエットはこの木型によってほぼ決まってしまいます。
靴を製造する上で、革に型をつける為の足の代替品で、シューメイカーの技術の粋を集めた企業秘密の財産でもあります。
”木型”とは言ったものの現代では写真のような樹脂製に置き換えているメーカーが殆どです。
老舗のメーカーやビスポークアトリエなどでは型をつける作業(つり込み)時の耐久性の観点や
履き心地や仕上りのシルエットを重視する為、木製のラストを使用するところもあります。
グローバルスタイルで扱っている革靴のラストは2種類。
見た目でわかる大きな違いはつま先のシルエットです。
左が≪スクエアトウ(フレンチトウ)≫
写真右が広義で言う≪ラウンドトウ≫
書いて字の如くつま先はラウンドは丸いいで立ちでスクエアは少し角張っています。
ちなみに余談ですがトウの正しい発音は【tóʊ】です。トマトを英語っぽく言った時の2つ目の”ト”でございますね。
トゥメィトーゥのトウ
ラウンドとスクエア、どちらが良いと言う事はありませんが、ウィメンズ/メンズ共に近年の既成靴全体の流れとしてはスクエアトウの物がビックメゾン等にはよく並んでおります。
おおよそですがドレスシューズの定番として主にイギリスやアメリカのメーカーの靴はラウンドトウが多く見られ、イタリア、フランスメーカーの靴はスクエアトウが多い傾向です。
着用するスーツスタイルに合わせて変えてゆくなんてしたらちょっとした通気分を味わえます。
そのほか外観でわかるところとしては≪トウスプリング≫と呼ばれる個所
トウスプリングを簡単に説明するとしたら「つま先の反り具合」です。
向かって左がスクエア、右がラウンド
黄色い線で分けてみたのですがちょっとわかりづらかったかもしれません。。
ラウンドラストはつま先が地面に近くスクエアラストは少し距離があります。
トウスプリングがついているほど歩行時に軽い力で足が前に出しやすくなりつまずくリスクも低減できるため
重く、安定性を重視している登山靴や安全靴、ワークブーツなどには強めにスプリングがつけられています。
その他の例としてはノーズ(つま先)が長いシルエットの靴は躓きやすい性質があるため、転倒するリスクを低減していると言う訳ですね。
ひと昔前に流行った所謂「とんがり靴」は長いノーズに強めのトウスプリングのため理にかなっているデザインだったのでしょうね。
現代においてはオススメしませんが・・・。
トウスプリングの与える影響は割と大きく、スプリングの強いものは上記の通り歩行重視で活動的な印象、スプリングが弱いものはすっきりとしたスタイリングになり落ち着いた印象になります。
今回はつま先の話で終わりです。
見た目をこだわったうえで快適・安全に歩く為に
ご紹介した2つのラスト、ぜひ店頭で比較してみてはいかがでしょうか。
GINZA Global Style COMFORT 表参道店
村山
【新型コロナウイルス感染対策実施中】
当店では、アルコール消毒と検温のご協力をお願いしております。
他にも感染症対策としてサーキュレーターとパーテーションの設置や、
広い店内で密にならず安心してご来店いただけます。
個室も完備しておりますので、他のお客様を気にせずオーダーをお楽しみいただけます。
【 お車でお越しのお客様へ|便利なパーキングサービス】
GINZAグローバルスタイル・コンフォート表参道店でご注文頂いたお客様に、近隣の駐車サービス券を進呈しております。
■オーダーシャツをお買い上げの方に、1時間分サービス券
■オーダースーツをお買い上げの方に、2時間分サービス券 をお渡しいたします。
是非、周辺エリアでのショッピングやお食事をお楽しみください。
【駐車場情報①】
■名称: 表参道ヒルズ駐車場 (182台駐車可能)
■住所: 東京都渋谷区神宮前4-12
■車両制限(ハイルーフ・平面駐車場): 高さ2.1m、幅1.9m、長さ5.3m
※車両制限について※
機械式駐車場は、車両制限が高さ1.55m、幅1.9m、長さ5.3mとなります。
詳細については、下記リンク先をご参照ください。
『表参道ヒルズ駐車場』 詳細ページへ