満豆ブログ43.ベントのお話し。【セントシティ北九州店】
紳士服は一つ一つの部分デザインに意味があります。
その中で今回は、スーツの背面部のベントという部分を。
そもそも、ベントとはジャケットに入ってる割れ目の事を指しさます。
ベントの種類としては、「センターベント」「サイドベント」「ノーベント」
この3種類が基本ベースになります。
センターベントの起源は、イギリスの乗馬用のハッキングジャケットから来たされてたりします。
モーニングコートの裾を切り、昨今のスーツの原型が出来たのが19世紀頃で
当時の移動手段(乗り物)は馬。その馬に跨った時にサイドベンツやノーベントだと
ジャケット裾がよれたり、踏んだりし不便が出るのを便利な方向に作ったのが
始まりだとされてます。
日本の既製品のスーツの主流はセンターベントだったりしますので、皆様の中でもスーツはセンターベントだと
思う方も多いのではないでしょうか。
また、お仕事柄、お堅い職種の方や、就職活動、入社式などスーツ初めて着用される方は
センターベントが安心かと思います。
続いて、サイドベンツの起源は、軍人が剣を腰に挿していた時にセンターベントやノーベントだと
変に皺がついたり不便が出るので、横2箇所切りシルエット等も綺麗に魅せる所から
来たとされてます。日本でも刀を用いて時代はありましたが、日本では服が
袴や浴衣、着物などの時代でしたので、あまり馴染みがないのも妥当だと思います。
最近では、オーダーや既製品の取り扱いのあるセレクトショップさん等では
サイドベンツのジャケットなどを目にするようになりました。
ヨーロッパでは、デザインや嗜好品という発想が多いですので、ヨーロッパの紳士服には多く用いられています。
サイドベンツは、オーダーした感や拘ってる感じさり気なく出せるデザインなのかと思います。
最後に、ノーベント。ビジネスシーン全くお目にすることがないデザインではないかと思います。
このノーベントは、その名の通り切込みがないにもない物になり、1980年代(DCブーム)のスーツで
ゆったりしたサイズ感が流行った時に合わせられてた、デザインだったとか。
ただ、このベントの中では、ノーベントが一番歴史ある形だったりします。
紳士服の始まりは礼服からとされており、今でもタキシードなどの礼服は
ノーベントが主流になってます。
古臭いと言われたりしますが、起源をたどればその答えは明確に知る事が出来ます。
なので、私が今作ろうとしてる生地は礼服のブラックではないですが
ノーベントで、シングルピークで威厳ある雰囲気を醸し出してみようかとw
いかがでしたでしょうか。皆様がオーダーで悩む箇所をこれから
少しずつピックアップし、私なりの解釈でお伝えできればと思ってます。
少し参考になればなと思います。
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GINZAグローバルスタイル・コンフォート セントシティ北九州店 満原