私のふとした疑問。タキシードの衿には、なぜシルクを使うのか【横浜スカイビル店】
皆さん、こんにちは!
MARUNOUCHI Global Style 横浜スカイビル店の伊香賀です。
ふと疑問に思うスーツのなんでこうなんだろう・・・?って
少なからずあると思うんです!
今回は、タキシードや燕尾服の衿には拝絹(はいけん)と呼ばれるシルク
があしらわれるけれど、あれはなんで?というテーマです。
少しでも気になった方、読んでみてください★
まず、拝絹(はいけん)ってなに?ってなりませんでしたか?
拝絹とはタキシードや燕尾服の衿に、光沢のある布地を貼ったもので、
素材は基本的にシルク(絹)が用いられます。
なんでシルクをあしらうようになったのか・・・
(( 下記写真、丸の部分がシルクゾーンです ↓ ↓ ↓ ↓ ))
すごく遡り、衿ができた根源と言われている所説があります。
それはタキシードやスーツは元々軍服だったのですが
軍服の衿は、現在のスタンドカラー(衿がたっているもの)
みたいなデザインになっており
もしそのジャケットの衿が、外側に倒れてしまったとき
裏側が見えている状態になるのがわかりますか?
その裏側は、本来であれば裏地にあたる部分。
そう、衿って裏地だったんです!
これが衿ができた始まりであり、
そこから衿が倒れていたほうが涼しいぞとなり、衿ができたんです!
(これは1部の所説に過ぎませんのでご注意ください。)
現代では、裏地というとキュプラやポリエステルが使われることが多いのですが
少し前の仕立服は、シルクの裏地を使っていること多く
裏地に上質なシルクを貼っていてそれがそのまま表に出てきたということ。
そして、タキシードならではのプラスの所説も!
【所説①】
電気が普及していない時代に、ほのかな明かりの反射で顔を判別するため
【所説②】
女性のドレスと合わせて光沢感のある素材を使うことでバランスをとるため
なるほど~~
ただただ、かっこいいからだと思っていましたが
違ったみたいです・・・(笑)ちゃんと理由があったんですね😆
ちなみに、タキシードの衿のデザインは大きく2種類
写真右:ピークドラペル 写真左:ショールカラー(別名:へちま衿)
それぞれいいところがあり、やはりフォーマルは普段とは違いカッコいいですね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また、ふとした瞬間の?があったときは投稿いたしますので、お楽しみに!
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