ネクタイの話 色柄編
こんにちは。
鈴木(晴)です。
今回はネクタイの柄のお話です。
ネクタイは様々な柄や形がありますが、その意味まで考えたことはありますか?
ネクタイの柄の意味やルーツについて話していきたいと思います!
ソリッド(無地)
まずは定番の無地です。
無地とは言いつつも、完全な無地もあれば折り柄が差し色として入っているもの等さまざまです。
ネクタイは白シャツのフリルの代わりとして着用されていたことから、無地の物が最も古く白であることが一般的でした。
レジメンタル(ストライプ)
その起源は16世紀頃、イギリスの軍がそれぞれの連隊(レジメント)ごとに色やデザインの違うストライプ柄を作り、所属を示す証として使用したと言われています。
柄が所属を表すのは現代でも受け継がれており、海外でレジメンタルタイをを付けているとカレッジ・タイ(大学毎に指輪やタイを作る風習がある)と勘違いされる可能性があるので注意しましょう。
日本では特に気にしなくても大丈夫です。
ちなみにストライプの向きが右上がりがヨーロッパ式、右下がりがアメリカ式でです。
一説には客が右上がりのネクタイ(ヨーロッパ式)をアメリカの仕立て屋に見せ、これと同じものを作って欲しいと伝えました。しかしアメリカの仕立て屋はそれを鏡越しに見てしまった為に反転してしまったという話があります。
正直、この手の話はブリティッシュ・ジョークで語られるような内容なので、正しいかは分かりません。
ブレザーやジャケパンスタイルによく合います。
ドット
水玉模様のネクタイです。水玉の径が小さいほどフォーマル寄りになると言われています。
直径1〜2ミリのものをピンドット、2〜3センチのものがコインドット、その中間をポルカドットと呼びます。
規則的に並んだものや不規則に並んだものなどドットの中でもさまざまです。
海外ではまず先に買うべきネクタイの柄とされており、ピンドットが好まれています。
小紋
ドット柄とよく似ていますがドットが水玉に対して小紋はその形に定義はありません。
同じ模様が規則的、不規則的に並んでいる柄です。
勾玉や動物、羽などの小物、キャラクターものなんかもあります。
密かに趣味や好きな物をスーツスタイルに取り入れられるので人気の柄になります。
私の知り合いは、紫の地にピンクの蝶柄で鬼滅の刃の胡蝶しのぶモチーフのネクタイをしていました。
ペイズリー
草木や花などをモチーフにした柄です。
模様や柄、配置に自由度が高いです。
柄を転写したプリントタイプが多く、糸の織りで柄を作っているものは高級感があります。
起源はインド北部のカシミール地方の民族柄だったものを19世紀頃にスコットランドのペイズリー市に持ち込まれ量産されたのが始まりと言われています。
繊細な模様は英国紳士にも愛された伝統的な柄で、もちろんブリテッシュスーツによく合います。
日によって気分でネクタイを変える方もいれば、同じものを何本も買って同じネクタイしかつけない方もいます!
是非お気に入りの一本を見つけてください!
名古屋広小路通り店 鈴木(晴)