【今日のクイズ】着道楽は裾にこだわる?【表参道】
仕事よりも休日の方がキチッとした格好をしている村山です。
仕事の気まで緩まぬようネクタイを締めなおし
夏でもたまには背広を着ないとと自省。。。
【今日の1問】
Q.夏によく見かける白黒等のバイカラーになっているドレスシューズのことを「スペクテイター・シューズ」と呼称しますが、別称は何でしょう?
↓↓↓↓答えは記事の一番下に↓↓↓↓
持論ですが、背広の顔といえば襟。
一番目立つ部分で変化が伝わりやすい所でございましょう。
詰襟の上着を折り返したのが始まりのヂャケットの華でありますが
では、トラウザースの顔は何ですかと問われるとなかなかに難儀な問いでございます。
ちょーっと眺めてみればトラウザースで一番特徴的なのは全体の輪郭の太さによる印象の違いであります。
主にわたり、膝、裾の寸法が違えばスリムで格好良い現代のトラウザースから、優艶だった時代のトラウザースまで演出できるでしょう。
普通なら案ずることのない事柄でも考えてしまうのは着道楽の使命なのでしょうか・・・
とりわけ裾巾の違いはトラウザースで一番見た目に影響するところでもあります。
私が履いているトラウザーは生地をたっぷり使った寸法で、裾は靴が半分隠れるような26センチで仕立てております。
足の寸法などによりますが、25~26センチ位の靴を履いている方でしたら下の絵のような見栄えになるかと思います。
19~22センチ幅の裾なら既製服から注文服まで、最も要望の多い雛形通りの幅であります。
丈にもよりますが、19センチの場合は裾と靴のトップラインから靴下が覗くぐらいが洗練された雰囲気が出るんじゃないでしょうか。
脹脛ががっちりしていて、細いとどうも引っかかってしまう御方は22センチまで広げてあげるとお召し替え時に安堵できるでしょう。
野暮ったくならずスッキリと見せることが出来るのでスポーツをされている方には此方がおススメ。
この巾になってくるとスーツの嗜好性が高まります。
上記でもふれたとおり優美なシルエットにする為には、裾と連動して膝・わたり・尻廻りを調節する必要があります。
膝よりも裾が広くなっているいわゆるベルボトムやクラシックなストレート、私も好んで履いておりますワイドテーパード
等、トラウザースでスーツ全体の印象がマルっと様変わりします。
余所行き用のスーツなどで誂えられればあなたも立派な着道楽です。
見せたい印象を変えたい時にぜひとも覚えていてほしい小ネタでした。
GINZA Global Style COMFORT 表参道
村山
A.コレスポンデント・シューズ
スペクテイターは観覧者、コレスポンデントは特派員の意味合いで使われる言葉であります。
當時は社交場といても利用されていたスポーツ観戦など、フォーマルを保ちつつ華やかでスポーティな靴を洒落物が履いたことからつけられた呼び名
特派員として外交官やサラリーマンなどが視察や出張で他国に行く時なども良く履かれていたようです。