こだわりの高級オーダーシャツ！トーマス・メイソン＆アルビニ【立川髙島屋S.C店】
こんにちは！ご無沙汰しております、立川髙島屋店の保手濱です。
さて、今回はスーツスタイルになくてはならないドレスシャツ（ワイシャツ）の逸材をご紹介します！
・『トーマス・メイソン（THOMAS MASON）』
https://turnbullandasser.com/pages/bond ターンブル＆アッサー ザ・ジェームズ・ボンド・コレクションより
シャツにおける代名詞と言っても過言ではない英国発祥のサプライヤー。
1796年、産業革命最中の英国はランカシャーで繊維業界の起業家トーマス・メイソンによって創設されました。元々は梳毛(そもう)糸の供給者でしたが､会社の発展と共に1840年に電動機による綿織物の製織を開始。19世紀の顧客ニーズに合わせ、細番手の双糸を使用することにより、従来の手織機より軽く、特殊な艶としなやかさを持った織物を開発しました。1936年にはロイヤルワラント（英国王室御用達）のシャツメーカーであり、映画００７シリーズのジェームズ・ボンドの衣装にも用いられた『ターンブル＆アッサー（Turnbull＆Asser）』唯一のサプライヤーとなりました。
第二次世界大戦後の1960年には、ビートルズをはじめとする若者発祥のモッズファッションが一世を風靡し、保守的だった英国も大きく変化しました。他方、伝統的な英国人の優雅な着こなしも脚光を浴びて、この時代を象徴する幅広のネクタイであるキッパータイとシャツの組み合わせが大流行。ここでもトーマス・メイソンの生地がたくさん用いられたのです。1991年にはイタリアのアルビニ社（後述でご紹介）に買収されますが、現在も英国の伝統と格式を輩出するブランドであり続けています。
・『アルビニ（Albini）』
https://www.albini1876.com/en/identity/ Identity – Albini 1876 より
1876年、イタリアはロンバルディア州にある都市ベルガモ近郊アルビノにて創業。北部イタリアは経済・金融、商工業が盛んですが、綿産業が最も発展､集中した地域が正にこの地であり、欧州最高の繊維集団の面影をこの周辺を取り巻く渓谷に今も散見することができます｡
創業当時から現在に至るまで5世代に渡り､親族会社として経営してきました｡基本的に紡績から整理まで一環でおこない､毎年多額の設備投資と工場の生産効率向上を計り､価格競争力も兼ね備えた近代工場となりました｡品質へのこだわりや商品開発などの分野においても今や無限の可能性を持った世界有数のシャツ生地メーカーです。定番のドビー､ストライプ柄はもちろんのこと､発色の良いファンシーな色柄に至るまでの幅広いコレクションは世界中の愛好者を虜にしており、前述のトーマス・メイソンも現在はアルビニ社の傘下になっています。
確かにポリエステルにみられる化学繊維の生地は確かにシワになりにくく、ストレッチ性も秀でており日常使いには最適ですが、天然素材コットン（綿）100％の手触りと着心地はこの素材でなければ得られ難いものがあります。
一度お試しになったら、もう二度と戻れません！！……とは、ちょっと言いすぎかもしれないですが（苦笑）
なお、ドレスシャツ（ワイシャツ）のジャストサイズは「ちょっとダボっと余裕があっても大丈夫」というのが共通認識。多少なり、大きめでも融通が利くのですが「野暮ったいシャツから変わりたい！」という場合、やはりスーツと共にオーダーがおススメです。
オーダーシャツデビューされたい方でしたら、ポリエステル混紡、トーマス・メイソンとアルビニの計3着価格でお得に新調なんていかがでしょうか！？
立川高島屋S.C店
保手濱
