こんにちは！立川高島屋店の保手濱です。

 

今年も残すところ、あと10日となりました！

 

今回はオーダースーツ専門店として原点に立ち返りまして、世界的なマーチャント（服地商社）をご紹介いたします。ファッションがお好きな方にとってはご存じでしょうが、しばしお付き合いくださいませ。

 

 

 

 

『DOUMEUIL（ドーメル）』

 

 

150年以上の歴史を持つドーメルは、パリに本社を置くフランスの服地マーチャント(商社)でありながら、英国高級生地を主力としています。ファッションの最先端をゆくフランスならではのデザイン性と、英国の伝統技術からなる品質の高さ、その両方を兼ね備えた生地が人気で、現在では80ケ国以上にファンを持つ世界的なブランドとして名を馳せています。

 

https://www.global-style.jp/archives/brands/dormeuil

グローバルスタイル　ブランドラインナップ　DORMEUIL 2023AW / ENGLAND

 

 

1842年、創設者ジュールズ・ドーメルが弱冠22歳で英国の毛織物をフランスへ輸入販売することからドーメルは始まりました。その後、子孫世代によって欧州のみならず米国やアジアや中東・ロシアへの店舗進出、本国フランスはパリモードファッションの参加も成し遂げ、現在までストレッチ性やナノテクノロジーを用いた撥水加工、昨今ではSDGｓ（持続可能な開発目標）に基づいたトレーサブル・ウール（産出から生産までの工程を確認可能な環境保護素材）の発案と、画期的な機能性の生地を輩出する英国流の伝統と格式、フランス流の革新性と優雅さを兼ね備えた世界最古のマーチャントです。

 

 

この様な「フランス発のフランス人による英国ブランド」というスタイルは、英国やイタリアの本国に拠点を置く同業他社と比較しても例を見ないもので、歴史的にもドーメルは稀少な出自を持っていることから現在までの実績があるといえます。

 

 

 

 

 

 

私見ですが、高級服地にあってドーメルはかなり頑丈で、ストレッチ性も含めて使い勝手にも秀でています。元来、この様な堅牢さは伝統的なイギリスの生地が持つ領分で、イタリアやフランスの艶やかで柔らかい生地感が醸し出すエレガンスとは両立しないものでした。

 

 

その中で上述の通り、ドーメルの独自性は際立っていると考えております。色柄の特徴や濃淡、生地の種類、どれを抜き出しても当店で最も多くの種類があるブランドです。

 

 

 

「ここぞという時の一着を作りたいけど、すぐにダメになっちゃうのは嫌だなぁ……」

 

 

「せっかくお値段をかけたのだから、長く使いたいよ！」

 

 

 

そんな貴方様にこそ、常に先駆者であり続けるドーメルでオーダースーツを！

 

 

立川高島屋S.C店

保手濱

 

 

 

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