イギリス王室から学ぶ着丈とパンツライン【大名古屋ビルヂング店】
こんにちは。
大名古屋ビルヂング店の犬塚と申します。
今日は、スーツの起源でもあるイギリス王室から、本来のスーツのサイズ感を今一度学んでみようと思います。
近年ではイタリア生地のタイトなシルエットのスーツスタイルがトレンドになっていますが、本来のクラシックな着こなしとはどのようなものなのかを知ることで、自分のスタイルを今一度再確認できればと思います。
そこで今回注目したいポイントは、2つ、「着丈」と「パンツライン」です。
この写真はプリンスオブウェールズ、エドワード8世(ウィンザー公爵)です。
着丈はお尻すっぽりの長さで今では少し長い印象も受けますが、ストレートに綺麗に落ちたパンツラインとのバランスが絶妙で、野暮ったい印象を受けません。
こちらの写真でも、現代のパンツラインと比べると太い印象ですが、恐らくブレイシーズを使用している為、足元がダボつかず綺麗なラインを作っています。
最近では股上がどんどん浅くなり、腰位置が下がり、パンツの範囲が狭まっていますがそれは胴体部分を長くしている事にも繋がるため、ベスト丈もおのずと長くなります。
股上を深く取り、腰位置を上げれば自然と足は長く見え、ベスト丈も短くなりスタイルが良く見えるのに加え、ブレイシーズを使用すれば股下も好みの丈に調節できます。
このように、ただトレンドに流されるのではなく、歴史からクラシックな着こなしを学び、なぜそのような着こなしになるのかを考える事で、自分のスタイルの幅も増え、より粋な着こなしができるのではないかと思います。
自分のスタイルを確立するのは一朝一夕では難しい事ですが、よりクラシックな男になれるよう日々精進していきたい所存であります。
皆様がそれぞれ自分の好きなスタイルをとことん突き詰めて、カッコいいスーツの着こなしができるよう、全力でお力添えできればと思います。
大名古屋ビルヂング店 犬塚