着目!【福岡天神店】
クーラーの効きすぎもよくなく、人間は常に汗をかいてるので快適すぎてもそれに気づかずいつの間にか脱水症状を起こすこともありえるそう。今の時期は特に多いみたいですが、これだけ外が暑かったら、クーラーを付けないわけにはいかない。付けないほうが倒れちゃう。
要は水を常に飲め。。。というお話でした。
さて今月最初のブログはなににしようかと考えた結果。そういえば今まで触れたことがない案件がありました。
それはスーツの【柄合わせ】についてです。
選んだ生地がそのまま出来上がってるんです。。。あまりにも安直すぎました。
こんな簡単に片づけていいお話ではないんです。
スーツを作りにあたって型紙を引くわけなんですが、腕や首、胴などそれぞれ分解され細かいパーツを縫い合わせることで形づくっていきます。ただ、形づくるなら素人の僕でもミシンを使えばできることなんですが、勿論それでスーツが仕上がるわけもございません。
くせ取りや殺しというテーラー用語があるわけですが、単純にパーツを縫い合わせてもそれはただの布であって着用しても決して綺麗といえるシルエットにはならない。
アイロンワークによりパーツパーツを湾曲させて立体的にすることでスーツとしての形になっていく。
スーツだけではなく、カジュアルウェアにもくせ取りが施されているんです。例えば同じ型紙寸法のパンツでもパーツの時点でくせ取りをするかしないかでシルエットに大きく差が出ちゃうんです。
前置きが長くなってしまいましたが、スーツの立体的なシルエットに対して柄合わせがどれだけ大変かはここまでのお話をお聞きになれば、ニュアンスとしてご理解いただけるかと思います。
スーツのパーツの中でも肩やウエスト付近に関してはかなりのアイロンワークが必要な為、柄合わせの不可能ともいわれております。
背中心に関しては肩から膨らみを効かせウエストに向かって絞る訳なので、ストライプが湾曲しているのがお写真でもわかると思います。
腕と胴、胸ポケットと胴、脇ポケットと胴といった細かい部分も柄合わせになっていることに気づけたら、それはセンスの塊です。着眼点が冴えてます。これからもっとスーツの良さに気づけていけるはずです。
グローバルスタイル福岡天神店
堀田