スーツの話【横浜スカイビル店】
おはようございます。
まだ暑さが続いております。
数日後からやっと気温が下がるようで、秋の訪れを心待ちにしております。
装いにおいて季節感は非常に重要な要素になると思います。
スーツにおいてはオールシーズン物の生地感が最もご要望が多いです。
明確な定義はございませんが、目付260g/m程度の綾織り地を指すことが基本的な考えかと存じます。
「オールシーズン」聞こえは良いですが、
35度を超える猛暑日も一桁台の厳しい冷え込みも同じ服で快適というわけにはいきません。
勿論、寒い分にはコートを羽織るなど別のアイテムで対処できますが、
それでもコートから出ている膝下などはどうでしょうか。
冷暖房の発達した昨今では確かに気温に対して服装が大きく左右されることは少なくなったのかと存じます。
しかしながら、適切な装いによってより快適に過ごすことができるということもまた間違いないです。
湿度の高い日本の夏にはやはり通気性の良い平織り地が圧倒的に快適に着用できます。
モヘアやリネンなどの素材もドライなタッチで暑い時期には重宝します。
寒くなると単純な厚みだけでなく、
起毛感のある素材が暖かく快適になってきます。
ツイードやフランネルが代表的な素材ですね。
温度に対しての快適性が変わるのは勿論のこと、
季節に適した装いは他者に与える雰囲気にも影響を及ぼします。
暑い真夏に厚手なスリーピースを着こみ汗を垂れ流す、
寒い中で背抜きのスーツで背中が透けているなどは見た目にもあまり好ましくはないですね。
洋服が機能する部分には限界はありますが、
真夏のカンカン照りの太陽の下では麻のシャリ感のあるシャツに淡いベージュのスーツ、
手袋が欲しくなる寒空の下では見るからに温かみのあるフランネルのスリーピースなど、
季節に合わせた装いによって見る人に対して良いイメージを与えることは可能です。
何事も便利になり、細かな部分がおろそかになりがちな昨今ですが、
毎日着る洋服において少し意識をしてみることで、
様々なことが良い方向に働くと私は感じております。
どんなものを選べばよいかわからないという方も、
用途やイメージをお伺いしながらきちんとご提案させていただきますので、
是非ご相談くださいませ。
本日、ご予約の空いている時間もございます。
当日のご来店、ご予約も承っておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
本日も皆様のご来店を心よりお待ちしております。
MARUNOUCHIグローバルスタイル 横浜スカイビル店
曽根