スーツの豆知識『スラックスのダブル仕上げの由来は?』
こんにちは!
表参道店の吉野です!
今回はスーツの豆知識です!
面白い話を耳にしたのでそちらをご紹介します!
スラックスの裾のデザインには大きく分けて2種類存在します。
「シングル」と「ダブル」の仕上げ方です。
「シングル」は裾に折り返しのないデザインのもの
「ダブル」は裾を折り返したデザインのもの
この「ダブル」の仕上げが生まれた由来が、雨のせいと言われています。
(もちろん諸説あるようですが…)
由来が生まれたのは、アメリカ。
とある英国紳士が晩餐会に向かう途中、雨に降られてしまいます。
足元が汚れる事を懸念してスラックスの裾をまくり上げて出席したといいます。
会場に到着後、周囲の人々はまくり上げられた裾を見て
「英国では裾を折り返して仕上げるのか!!!」
と勘違いして広まったといわれています。
勘違いから新しいデザインが生まれることはよくある話ですが、
こんな勘違いから生まれたデザインが今では主流になっているのは面白い話です。
このエピソードが理由という事ではないかもしれませんが
本来はシングル仕立てなので、現在でもフォーマルスーツでは裾をダブルにはしません。
日常のビジネスシーンではどちらのデザインを選んでいただいても差支えありませんが、
ダブルにした場合、折り返し部分に埃が溜まりやすいので
定期的なお手入れは忘れずに!!
グローバルスタイルではお好みのデザインでスーツを作ることができます!
スーツの豆知識を沢山調べてオーダーしてみるのも楽しそうですね!!