スタイリストブログbyオーダースーツ専門店 Global Sytle

シャツの話 芯材編【名古屋広小路通り店】
2024.11.15 GINZAグローバルスタイル PREMIUM 名古屋広小路通り店
このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。

 

 

鈴木(晴)です。

 

 

 

今回はタイトルの通り、シャツの中に入っている芯材についてお話します。

 

普段全く意識しないであろう芯材にも、高級仕様とそうでないものがあります。

そもそも芯材は、襟・カフスに入っている硬い素材のことで、これがないのはカジュアルなシャツだけです。

前立てと呼ばれるフロント釦を留める箇所に使用されている場合もあります。

 

 

 

 

芯材の種類

 

芯材の種類といっても、素材自体が違うわけではなく製法の違いです。

 

 

接着芯(トップヒューズ)

 

比較的安価なシャツにはこの接着芯が使われています。

生地と芯が接着剤によって接着されている製法です。

特徴として襟がしわになりにくく、一見パリッとして見えるのが特徴です。

一方で熱に弱いという特性があります。

 

クリーニングや自宅での高温プレスで接着剤がはがれて「バブリング(パッカリング)」という生地の一部が浮く現象が発生する場合があります。

そのためプレスがあまり必要ではないポリエステルとコットンの混紡(イージーケア機能)によく使われます。

 

 

フラシ芯

 

高級シャツは必ずと言っていいほどこのフラシ芯が使われます。

生地と芯材が接着されておらず、縁のステッチで留める製法です。

 

特徴は襟やカフスが柔らかく仕上り、動いた際の着心地などが段違いです。

高温プレスも問題ありません。

 

ただこちらにもデメリットがあり、プレス作業に慣れていないとしわになりやすいです。

また、縫製に高度な技術が必要となるためシャツの値段が上がる傾向にあります。

 

 

図で表すとこのようになります。

 

 

 

どちらが正しいではなく、着用方法で変わってくると私は考えています。

ただ、間違いなくフラシ芯の方が着心地がいいです。

 

シャツをオーダーする際、是非気にかけてみてください。

 

 

GINZAグローバルスタイル 名古屋広小路通り店 鈴木(晴)

新作入荷情報やお得なフェア情報をお知らせ!
このエントリーをはてなブックマークに追加

GINZAグローバルスタイル PREMIUM 名古屋広小路通り店の他の記事

2025.02.12

広小路通り店NO.1人気トルソーのご紹介【名古屋広小路通り店】

本日もブログをご覧いただき誠にありがとうございます。 去年の卒業式ぶり ...

2025.02.08

本日も元気に営業中【名古屋広小路通り店】

今季最大級の寒波が名古屋にもお邪魔しておりますが 皆さま、元気にお過ご ...

2025.02.07

ウェディングロードを彩る脇役【名古屋広小路通り店】

こんにちは。 鈴木(晴)です。 今の時期、結婚式 ...

GINZAグローバルスタイル PREMIUM 名古屋広小路通り店に所属するスタイリストのブログです。スタイリスト目線からのアイテムの紹介やお客様のためになる情報を発信しております! おしゃれでリーズナブルなオーダーメイドスーツ・オーダーシャツの魅力を是非GINZAグローバルスタイル PREMIUM 名古屋広小路通り店で感じてみてください。 グローバルスタイル(Global Style)では、本格オーダースーツが1着2万円台~!約5,000種類の生地をリーズナブルな価格でご用意しております。東京都・神奈川県(横浜)・埼玉県(大宮)・千葉県・静岡県・愛知県(名古屋)・大阪府(梅田/なんば)・奈良県・京都府・兵庫県(神戸)・広島県・福岡県(天神/博多/北九州)・北海道(札幌)・宮城県(仙台)・熊本県など全国39店舗に展開。