皆様こんにちは。

広島パルコ新館店の小野寺です。

 

先週やっと春らしい気候になったと思ったら、また寒さが戻ってきました、、、

この寒暖差で体調を崩さないように気を付けたいですね。

 

さて、いきなりですが皆様今持たれているスーツや着られているスーツの襟元にステッチは入っていますか？

 

ステッチとは襟の端などについている縫い目の事を指します。

 

その由来はイタリアの縫製職人が自身の縫製技術の高さを誇示する事を目的として施されたというところにあるとか・・・

 

他の工程もそうですが、当時はこのステッチを入れる工程も手縫いで行われていたため、”均一にステッチを入れるのは難しかった”ということを考えるとこの説も有力かもしれません。

 

 

ステッチを入れる事で襟に表情が出てくるため、それが仕立ての良さだというのは間違いないのですが、フォーマルシーンでご着用いただく場合はこのステッチを入れるのは避けるのが無難です。

 

また、襟の型崩れを防ぐという効果もあるため、ビジネス用のスーツでお考えの場合は特に拘りなどがない限り入れておいて良いと思います。

 

ステッチには”AMFステッチ”と”ミシンステッチ”という種類がございます。

 

これがAMFステッチです。

 

 

お持ちのスーツにステッチが入っている場合、大体はこちらのステッチが多いのではないかなと思います。

手縫い風の縫い目が入ることでより高級感が増しますね。

ちなみにこのAMFという名前ですが、その由来は手縫い風ミシンを開発した「American Machine and Foundry社」の頭文字にあります。

 

続いてこちらがミシンステッチです。

 

 

このようにAMFよりも目が細かく、襟の端ではなく内側に入れてあげるとカジュアル感が出ます。

そのため、ジャケット単品でのお仕立ての際もおすすめですし、フランネルやツイードなど素材に特徴がある生地に入れるのもおすすめですね。

 

さて今回はスーツの細かいデザイン “ステッチ” についてご紹介しましたが、皆様もぜひ今お持ちのスーツを確認してみてくださいね。

 

オーダーいただく際にはこのような細かいデザインについてもお選びいただけます。

ぜひスタイリストにご相談ください。

 

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

GINZA Global Style COMFORT広島パルコ新館店　小野寺

 

 

 

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