イギリス服地。 / 新宿南口店
こんにちは。
日に日に暑さが増して来ておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
8月も暑さは続いて行くかと思いますが、
オーダーの場合は納品までにお時間を頂き、今のご注文でお仕上がりが9月中となります。
丁度クールビズ終わりでスーツが必要になってくる時期ですね。
店頭に揃っている服地も合い物や秋冬物等、次のシーズン用が大半です。
本日ご紹介するのもそんな秋からのシーズンで特に人気の高まるイギリス服地です。
一般的にイギリス服地は他の服地と比べると固さがあり、強度の面でも優れていると言われております。
強度以外でも固さのある服地の魅力はたくさんあり、
・服地自体に安定性があるのでシワに対する耐性を備えている。
・襟周り・胸周りの立体性が増し、より構築的なシルエットを作り出せる。
特に日本人は身体的な特徴として胸の筋肉が欧米人のように前に付きやすくはないので、
立体的な胸周りを作れるとシルエットが今まで以上に映えます。
・織り上げる際も太さのある糸を使い高密度で仕上げる事が多いので冬物として保温性が高い。
等々ざっと挙げただけでも、かなり魅力的かと思います。
こういった特徴を持っている事もあり、イギリス服地はこれからの秋冬シーズンで特に使いやすく、人気が高まります。
シンプルに気候だけを考えるのであれば、冬には厚みのあるブリティッシュファブリック、夏用は柔らかく薄手なイタリアンファブリックというのもひとつの形かと思います。
もちろんこれは気候のみを考えたものなので、
実際はそこに好みや着用シーンといった様々な要素が入ってきて
最終的に気に入ったものを見つけて頂きます。
この服地選びが特に楽しいポイントなのでいろいろとご覧頂き、
イメージを膨らませて頂ければと思います。
イタリアの服地は既製品でも使っていることが多く、
艶感など比較的見て分りやすい良さの有る物が多くございますが、
オーダー際はそれと合わせてブリティッシュファブリックも候補に入れて検討してみては。
気になった方は是非店頭のサンプルで見比べて見て下さい。
それではまた。
新宿南口店 五十嵐