36/2nmの糸を2/2のツイルで織り上げた420～450gmsの重厚なスーツ地コレクションです。その名の通り1960年代の伝統的な英国服地を再現したヴィンテージ風スーツ地です。厚手の服地ですがドレープ性もあり仕立て上がりのスーツは正に伝統的な英国を表現してくれます。色柄もヴィンテージを意識してクラシックなブリティシュ・スタイルを基本に構成されています。勿論、英国服地の長所である耐久性は抜群です。着込めば着込むほど味わいが出るワードローブに一着は欲しいスーツです。

100％ウーステッドのツープライの発色豊かな糸で535/565gと重厚に織り上げられた伝統的な耐久性抜群のカントリー・ジャケット素材です。勿論、スーツ、コート地としても最適です。ツープライの糸が表現するパレットは山肌のスレートブルーや雲間から差し込む陽光に照らされた大地のミックスブラウン、点在する樹木のダークグリーン等、正にスコティシュ・カントリーの自然色です。元々はハンティング用に作られた服地の為自然に溶け込むカモフラージュを意図した色柄ですが、現代の町中でも秋冬を演出するのに相応しいアースカラーのコレクションです。ツイード素材とはまたひと味違うアウトドアウェアーとして様々なシーンにお薦め出来る素材です。

英国伝統のツイード素材のコレクションです。ミックスの糸で織られるこの素材は地色に最大で6色もの異なる色を表せます。ホーランド＆シェリーの現在の本社があるピーブレスはイングランドとの境界に位置するスコットランド最南部で、ツイードの語源と言われるツイード川が町中を静かに流れる風光明美な所です。このツイード川のミネラル豊かな軟水が重厚で硬めの服地の織り上げ後の最終工程に最適だった為、かつてはスーツ地の主生産地ハダスフィールドと双壁を成すジャケット素材のメッカとして近隣に多くの工場が軒を連ねていました。ツイードというとスコットランド北部の島々で織られるハリスツイードが有名ですが、ピーブルスを中心にしたボーダーと言われるこのエリアこそツイードの原点なのです。今回のコレクションにはより明るめなトレンドカラーを多彩に揃えました。

英国の伝統的な織物を代表するキャバリーツイル、ホイップコード、ベッドフォードコードの無地を集めたスーツ地コレクションです。それぞれの素材は低級性豊かで基本色の無地ですので、パンツ地やコート地としても最適です。中でもホイップコードは3プライのツイストヤーンを使用していますので乗馬ズボンやゴルフパンツ等のアウトドア・スポーツに必須な抜群の耐久性を備えています。キャバリーツイルはホイッポコードと見た目は似ていますが、その織りの特性で畝が二本で傾斜角が急になっています。その耐久性と保湿性の高さから古くから軍服に使われています。ベッドフォードコードはウール素材のコーディロイというべき素材で、耐久性重視のタウンスーツに最適です。