ニットタイとは？

“オフィスカジュアル”“クールビズ(2005年)”など、カジュアルなスーツスタイルも多くなり、ビジネススーツも以前に比べるとオシャレの幅が広がっています。ニットタイもその中のオシャレの一つとして人気があります。

少しカジュアル感の強いニットタイ。実際に身につけるとなると、「スーツやシャツと、どのようにコーディネートしたらいいのか」「そもそもビジネスの場でニットタイは良いのか」「ニットだと季節が限定されるのか」など、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか？

そこで今回は、まずは抑えておきたい一般的なネクタイとニットタイの違い『ニットタイの選び方～柄・季節素材』『スーツ・シャツとの組み合わせ方』など、ニットタイの魅力についてご紹介していきます。

▲(左)ニットタイ(右)一般的なネクタイ▲ 

＜ 目次 ＞ -クリックすると各内容へ飛びます-

1. ニットタイと一般的なネクタイとの違いとは？
2. ニットタイの選び方～柄・着こなし方～
3. ニットタイの選び方～季節素材～
4. スーツ・シャツとの組み合わせで楽しむ
5. ビジネス・結婚式シーンのニットタイ
6. 知っておきたいニットタイの保管方法

 

1. ニットタイと一般的なネクタイとの違いとは？

●ニットタイとは・・・1920年代、新しいイメージのあるネクタイとして登場したネックウェアとなります。ニット素材の歴史は古いが、ニットをネクタイ用に使って生産ラインを確立したのはドイツのニットネクタイメーカーのアスコット社とされています。

<ニットタイと一般的なネクタイの違いとは？>

①デザイン
「ニットタイ」・・・剣先(先端)が水平・スクエアエンドになっているデザイン
「一般的なネクタイ」・・・剣先(先端)が三角形に尖っているデザイン

▲(左)ニットタイ(右)一般的なネクタイ▲
ニットタイの一番特徴でもあるスクエアエンドが、一般的なネクタイとは違う、決めすぎないこなれ感を演出してくれます。

②見た目印象
「ニットタイ」・・・独特な編み地で柔らかい表情
「一般的なネクタイ」・・・滑らかな肌触りと上品な光沢感のある表情

▲(左)ニットタイ(右)一般的なネクタイ▲
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ネクタイは、大剣の幅によって、ナロー(4～5㎝)・レギュラー(7～9㎝)・ワイド(10㎝以上)と呼び方に違いがあります。この幅の違いは、ニットタイも同じようにあります。中でもレギュラータイは、ビジネスから、様々なシーンで身につけることができオススメです。

 

2. ニットタイの選び方～柄・着こなし方～

スーツスタイルに欠かせないネクタイ。特に、ビジネスシーンで身につけるネクタイは、スーツの胸元の印象はもちろん自分の第一印象を左右する重要なポイント。ここでは、オン・オフでもニットタイのオシャレさを楽しめる、柄と素材について見ていきます。

<ニットタイの柄> 無地
一般的なネクタイにおいても基本的な柄となり、1本は持っておきたいのが“無地”。白シャツ・青シャツとの王道の組み合わせはもちろん、ニットタイの柔らかさが感じられる落ち着いた雰囲気になります。

◇着こなし方のオススメ◇
柄モノスーツと合わせたい時も、無地はオススメ。シンプルな胸元になり、派手過ぎずコーディネートにメリハリがつきます。

 

<ニットタイの柄> ボーダー
ニットタイでオシャレをしたい方にオススメなのが“ボーダー”。一般的なネクタイの斜めのストライプ柄とは違い、横縞模様が特徴です。ボーダーのデザインは、スクエアエンドとの相性が良く、スマートな印象を与えることができます。

▲ボーダーの幅によって雰囲気も変わります▲
◇着こなし方のオススメ◇
ボーダーのニットタイは、無地とは違い配色によって見た目の印象を変えることができるので、無地のグレースーツ、季節に合わせた明るいカラーとのスーツでオシャレの幅を広げることもボーダーの魅力です。

▲一部、斜めのデザインもあります▲
<ニットタイの柄> ドット
ドット柄の魅力は、ビジネスシーンにも合わせることができ、Vゾーンにアクセントをつけることができます。ドットは、水玉の大きさによってイメージが変わります。ビジネスにはドットが小さいデザインのニットタイがオススメです。

◇着こなし方のオススメ◇
基本的に水玉のカラーは白となり、落ち着いた雰囲気になります。ニットタイのドットは、上品さとポップさの両方を兼ね備えたオシャレアイテムとして人気があります。

 

▽ネクタイの色柄について気になる方はこちらもチェック。

■ 関連ページ：ネクタイの色と柄の選び方とは | スーツに合わせるポイント３点

 

3. ニットタイの選び方～季節素材～

「ニット＝秋冬」のイメージがありますが、季節に合わせた素材選ぶをすることで、ニットタイは、春夏秋冬で楽しむことができます。

<春夏(コットン)>
春夏シーズンにぴったりの素材と言えばコットン。柔らかみのある落ち着いた風合いが、胸元に爽やかさを与えてくれます。明るい色合いで清涼感を全面に出すのも良いでしょう。

<秋冬(ウール)>
ボリューム感のあるウール素材のニットタイは、見た目から温かみのある印象を与えることができます。秋冬は、ダークトーンが中心となるので、コーディネートのアクセントとしてどうぞ。

<オールシーズン(シルク)>
シルク素材のネクタイは、最も一般的な素材になります。季節問わず合わせられ、あらゆるビジネスシーンで使用できる万能さがあります。初心者の方にもオススメなので、ニットタイのバリエーションに最適です。

 

▽ネクタイの素材について気になる方はこちらもチェック。

■ 関連ページ：スーツがグッとお洒落に！ネクタイの素材と合わせ方

 

4. スーツ・シャツとの組み合わせで楽しむニットタイ

ここまで、オススメの柄や素材を見てきたように、一般的なネクタイと比較しても、実用性があり様々な組み合わせで楽しむことができます。

▼クールビズスタイルがはじまると、シャツとの印象が大切になってきます。そんな時にオススメなのが、クレリックシャツ×ニットタイの組む合わせ。オシャレのアクセントとだけではなく、季節感のある雰囲気になります。また、ボタンダウンシャツとの合わせは夏にオススメです。

▼スーツスタイルをオシャレに見せるコツの一つに、アイテムを同色系で合わせる見せ方があります。トータルコーディネートで、よりまとまったスタイルを演出できます。そこに、素材感のあるニットタイを持ってくることでワンランク上のスタイルになります。

▽オーダースーツ専門店でニットタイに合うスーツを検討中の方はこちら。

■ 関連ページ：オーダースーツならGlobal Style（グローバルスタイル）｜1着2万円台～

 

5. ビジネス・結婚式シーンのニットタイ

<ビジネスシーン>
ビジネスシーンでのニットタイの合わせ方は、基本的にシンプル無地がオススメ。会社や企業によって、カジュアルな雰囲気のスーツでもOKな方は、ボーダーのニットタイも良いでしょう。カラー数は少なく派手すぎないデザインが合わせやすいです。

<結婚式・パーティーシーン>
かしこまった装いとなる結婚式(参列)では、NGですが、二次会・パーティーなどカジュアルな場では、会場に合わせた色柄のニットタイで簡単に表示することができます。

 

6. 知っておきたいニットタイの保管方法

ニットタイは編み地になっているので、セーターと同様に吊るしておくと伸びてきてしまいます。なので、吊るして保管せず、半分に折って丸め棚に収納し保管することをオススメします。この保管方法は、一般的なネクタイでも同様のことが言えます。

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いかがでしたでしょうか？

ネクタイを身につける場面は、年齢と共に増えバリエーションによっては、マンネリ化してしまうアイテムです。今回ご紹介した“ニットタイ”は、毎日のスーツスタイルに変化を与えてくれます。ネクタイをご検討の方は、是非、選択肢の一つとして参考にしてみてください。

 

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