スーツの着こなし
洋服ブラシの選び方から使い方、おすすめの種類やスーツのお手入れ(ブラッシング)を完全解説
洋服ブラシとは?
トレンド・流行の入れ替わりが多くてはやいファッションアイテム。「洋服(スーツ)は、消耗品」と言われますが、ちょっと高価なモノや、お気に入りの洋服は長く愛用したいですよね。
< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-
1. 洋服ブラシの効果・メリット
2. 洋服ブラシの種類と選び方(使い方)
3. ビジネススーツの洋服ブラシ
4. ブラッシングのかけ方とお手入れ方法
5. 洋服ブラシのおすすめ
洋服ブラシの効果・メリット
髪をとかす、ヘアブラシにも種類があり効果があるように、洋服ブラシにも種類があり効果(メリット)があります。よく気になる汚れがあった時に利用されるのがコロコロなどの粘着シート、繊維の奥まで入り込んでしまった埃は取りきることができません。
特に溜まりやすいホコリが付着したままだと、そこに水分が入り生地が傷んだり、虫が寄ってくる原因になってしまいます。そんな時、ブラッシングをすることが大切!
<1> 埃(ホコリ)や花粉を落とす
着用頻度が高いスーツには“埃”が付着しています。また、季節によっては“花粉”がついています。一見綺麗に見えても、実際は一日着ただけでも目には見えない汚れがついてしまいます。そんな時、洋服ブラシでブラッシングすると汚れを落とす効果があります。花粉症対策には、静電気を抑えるタイプを使用することで、花粉の付着を防止してくれます。
<2> 毛玉を予防し虫食いを避ける
埃などの汚れとは違い、ほつれた繊維が絡まり・毛羽立っていくことで起こる“毛玉”。ブラッシングをすることで、繊維の流れを整えることができ、毛玉の予防になります。繊維が整うことでツヤや光沢が増し、綺麗なスーツを維持することができます。また、スーツの表地に使用される“ウール”は、害虫が好む傾向があるため、ブラシで落とすことでスーツを長持ちさせることが大切です。
洋服ブラシの種類と選び方(使い方)
洋服ブラシの種類には、大きく分けて①洋服用ブラシ②エチケットブラシ③コロコロの3つがあります。日常の洋服の素材や、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。
①洋服用ブラシ ~スーツやコート、長く着用したい洋服に~
先程も少し触れたように、洋服用ブラシは、埃や汚れを落としながら、繊維の流れを整えることができます。ブラシには、天然毛100%・化学繊維で作られたモノがあり、静電気を起こりにくく長く使える天然毛のブラシは特にオススメです。
<洋服用のブラシの毛の硬さ・特徴>
天然毛のブラシには、主に2つの種類「豚毛」「馬毛」の2つがあり、毛の硬さ・特徴が違います。
●豚毛とは・・・ハリやコシがあり、硬めの毛質が特徴。黒豚毛はコシが強く、白豚毛はしなやかさがあります。ウール素材のコートやスウェード素材のジャケットにも使用できます。
●馬毛とは・・・しなやかでキメの細かさがあり、柔らかさに富んだ毛質が特徴。ウールやカシミヤのスーツから、コートなど、扱いが難しい素材にも使用できます。
さらに、豚毛には“黒と白”があり、硬めの黒豚毛は、ウール素材に使用でき、服についた埃をとってくれます。また、白豚毛は、デリケートな生地にも使用できる柔らかさがあります。馬毛には、柔らかさとコシのバランスが良く、素材を選ばない万能ブラシとしてオススメです。
②エチケットブラシ ~アイテムの種類が豊富で手軽さも魅力~
埃を落とすイメージではなく、生地の表面を撫でるように、埃を吸着。スーツに光沢を出すなどの効果はありませんが、手軽に埃を取ることができるので時間も有効に使えます。
③コロコロ ~埃・ペットの毛を取る~
その名の通り、気になる場所に“コロコロ”するだけで汚れをとる使いやすさが特徴。洋服用・床用・絨毯用など、用途に合わせて選べます。こちらも、埃やペットの毛を取ることに使えます。
ビジネススーツの洋服ブラシ
“ビジネスマナー”という言葉がありますが、きちんとした身だしなみも大切。清潔感のあるスーツスタイルは、好印象に繋がります。ここでは、スーツの素材などで使い分けたい洋服ブラシについてご紹介していきます。まず、天然毛の洋服用ブラシには、“馬毛”と“豚毛”の2つがあります。
豚毛は、毛質は固めなので、スーツに多いウール素材の生地におすすめです。リーズナブルな価格帯のモノが多い。黒豚・白豚の毛の2種類がありますが、上質な白豚毛の方が柔らかさがあります。
<ビジネススーツには、静電気が起こりにくいブラシ>
実際に選ぶとなると、一長一短がありますが。ハリやコシに特徴のあるイギリス生地には、豚毛のブラシでも良い。柔らかさや艶感が特徴のイタリア生地には、馬毛のブラシ。特に、カシミヤなどデリケートな生地には、柔らかい馬毛のブラシがおすすめです。また、天然毛のブラシは、静電気が起こりにくく、埃の付着を抑えてくれます。
ブラッシングのかけ方とお手入れ方法
◇ブラッシングの前に確認しておきたい事◇
モノの重さによっては、型崩れの原因になるため、予めポケットには何も無い状態にします。
【ブラッシングの手順】
①“下から上”に埃を浮かせるようにブラッシング
②“上から下”に埃を落としながら繊維を整えるイメージ
▼ブラッシングのかけ方(コツ)▼
・ブラッシングの動作は大きく、生地の流れに沿って一定のリズムでテンポ良く行う。
・汚れやすく埃がたまりやすい肩や襟は、縫い目に沿って、掻き出すように行う。
・襟は、襟裏も行う。ポケットは、内側を引き出し行うと良い。
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スーツ以外のブラッシング方法
秋冬になると、スーツに欠かせないコート。マフラーやニット等の小物の使用頻度が増えてきます。ブラッシングの方法は、スーツとの違いはありませんが、カシミヤやアンゴラなどデリケートな生地をブラッシングする場合は選ぶブラシが重要になってきます。オススメは、天然素材の毛、馬毛の洋服ブラシがオススメです。しなやかでキメ細かい毛質が特徴です。首回りの身に着けるマフラーなどは、汚れがつきやすのでケアを忘れずに行っていきましょう。
◇ブラシのお手入れ方法◇
■用意するもの■
・中性洗剤 ⇒ 台所用やおしゃれ着用が良い
・タオル ⇒中性洗剤を含ませ汚れを拭き取るため
・クシ(粗め)⇒ブラシに溜まる埃を取るため
①ブラシに溜まった埃を取り除くために、根本の方から目の粗い櫛(くし)で梳かします。
②中性洗剤(お洒落着洗い用洗剤など)の原液をタオルに少し染み込ませ、ブラシの毛の汚れを拭き拭き取る。
③タオルにお湯を染み込ませ、洗剤を落とす。最後に風通しの良い場所で乾燥させる。
洋服ブラシのおすすめ
●KENT・・・G.Bケント社は、1777年創業のブラシメーカー。英国皇室御用達の歴史あるブランド。天然毛と静電気除去繊維を混毛したブラシが特徴。
中でも人気なのKENTとライセンス契約を結んだ日本のメーカー「池本刷市工業」が製造した洋服ブラシ。スーツの起源である英国。英国の伝統と日本の技術を感じられます。ブラシの特徴は、しなやかな弾力のある黒馬毛に、静電気除去繊維を混毛。ウールとの相性が良く、静電気を除去できるため、埃を寄せ付けなくなります。
●平野・・・メイドインジャパンのブラシブランド。特に「手植え水雷型」は、上質な馬毛を使用した人気があります。スーツ以外でも使用できます。もちろん、ウールのスーツなど日常使いにもオススメです。
柔らかな馬毛を使用した、きめの細かなブラシが特徴。職人による伝統的な手法「手植え製法」により作られた丈夫な洋服ブラシが豊富です。上質な馬毛を使用している為、カシミア、毛布、着物などデリケートな生地にも安心して使うことができる優れものです。毛足55ミリと長く使いやすさも人気、
●イシカワ・・・横浜に工房を構えるブラシ職人の石川和男氏が作り上げた最高級ブラシブランド。馬毛のなかでも柔らかいと言われている「尾脇毛」を使用したブラシが特徴。どんな素材にも安心してブラッシングができます。
尾脇毛(おわきげ)と呼ばれる、馬の尾の根元部分にしかない希少価値の高い毛を使用。羽毛のように柔らかく、コシがあり素材を活かした上質な尾脇毛ブラシが人気。思いっきり力を入れてブラッシングをしても生地が傷まない使いやすさが魅力。カシミヤ・シルク・和服など、繊細な素材のスーツやコートも生地を傷める心配がなく、素材の風合いを綺麗に保ちます。
●THE LAUNDRESS・・・2004年に生れたニューヨークでスタートしたファブリックブランド。服のケアを自分で行うことをテーマにスタイリッシュなアイテムを展開。
最近では、ドイツの老舗ブラシメーカー・レデッカー社とのコラボ商品。熟練の職人による手作りブラシが人気。繊維がもつオイルを引き出すことで、ツヤ感を出してくれます。広範囲を一気にブラッシングしやすいサイズ感もオススメ。お洒落でトレンド好きな方は、一度試してみるのも良いでしょう。
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