シャツ・インナー
ワイシャツのアイロンがけの手順とコツとは?|便利アイテムとシワにならない保管方法
ワイシャツのアイロン掛けについて
スーツに欠かせないワイシャツは、季節問わず様々なシーンで着用されるアイテム。その為、洗濯・クリーニングの頻度も多くなります。クリーニングに出す場合は、シワも綺麗な状態で仕上がりますが、コストがかかります。自宅での洗濯後は、ワイシャツのアイロン掛けが必要になりますが、“面倒”“時間がない”“やり方がわからない”などと敬遠されがち…です。
< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-
1. ワイシャツにアイロン掛け前に知っておきたいこと
2. ワイシャツのアイロンの掛け方
3. ワイシャツのアイロン台無しの掛け方
4. 動画で見るアイロンの掛け方
5. 便利アイテム・スチームアイロン
6. アイロン後のシワにならないシャツのたたみ方
ワイシャツにアイロン掛け前に知っておきたいこと
まずはじめに知っておきたいのが、“洗濯タグ”。ワイシャツ以外の衣類に付いていますが、洗濯前に必ず確認しておくと良いでしょう。アイロン掛け前に、ワイシャツを傷めてしまう原因となる場合もあります。
<タグの洗濯表示に対応した温度設定>
アイロン掛けの温度設定を間違えてしまうと、生地(素材)が傷んでしまうトラブルに繋がりかねません。アイロンの温度設定は、“高(180~210℃)”“中(140~160℃)”“低(80~120℃)”の3種類が主な仕様として多いです。洗濯タグのアイロン仕上げの記号を確認し「底面温度の限度」を知ることが大切です。※各メーカーのアイロンには、必ず取り扱い説明書は入っているので細かな設定方法は確認しておきましょう。
<アイロン掛けを避けたい生地>
最近のワイシャツの多いのが“形状安定加工”。その特徴はアイロン掛けをしなくてもシワが伸びシャツの形状を安定(記憶)させること。基本的にアイロン掛けはしなくても良いのですが、綿の比率が高いほど安定性が低くなる為、アイロン掛けが必要になる場合もあります。その場合は、高温は避け。こちらも、洗濯表示の確認が重要になります。
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ワイシャツは、フロント(前身頃)・バック(後身頃)があり、それぞれ名称があります。アイロン掛けの前に、知っておくことで、よりスムーズに行うことができます。余談ですが、ワイシャツのオーダー時、知識として覚えておくのも良いでしょう。
ワイシャツのアイロンの掛け方
<ワイシャツのアイロン時に用意するもの>
まず、“アイロンとアイロン台”。ワイシャツが乾いている状態を、湿らすための“霧吹き”。仕上がりを良く、継続させるために必要な“アイロンのり・仕上げ剤”を用意しておきましょう。
実際に、アイロンを掛ける時に、抑えておきたいポイントがあります。※使用するアイロンの「取り扱い説明書」もよく読んでおきましょう。
【参考】 北欧、暮らしの道具店「プロの仕上がりを自宅で再現!「白シャツ」のアイロン術。」https://hokuohkurashi.com/note/127074
■アイロン掛けのポイント■
・ワイシャツの細かい面積から広い面積の順番(余計なシワを防ぐ)
・各パーツごとに分けて掛ける(掛け残しを防ぐ)
・縫い目や場所によってしっかりとメリハリをつける
<手順1. 襟裏表・台襟(襟の土台となる部分)>
“襟”の裏側を引っ張りながら端から中央に向かってしっかりと行う⇒裏側を同様。次に、襟と身ごろをつなぐ“台襟”を左右の端から中央に向かってアイロンを掛ける。
<手順2. 前ボタンの裏・カフス・袖・肩>
① 前ボタンの裏は、軽く撫でるように、裾から襟へとアイロンを掛ける
② カフス部分は、襟と同じように裏表の順番に左右の端から中央に向けて行う
③④ 次に、袖下・袖付け・袖山の順番に縫い目にシワが残らないように伸ばすようにアイロンを掛ける
袖口まわりのプリーツは、プリーツのヒダにアイロンの先端を差し入れるように行う。肩は、襟を立てた状態でアイロン台の角に広げて左右順番に掛けると綺麗に仕上がります。
<手順3. バック(後身頃)とフロント(前身頃)>
ワイシャツの後身頃を、裾の中心から襟に向けて、下から上とアイロンを掛ける。中心から外側へ流すように左右半分も順番におこなう⇒前身頃を重ねてアイロンを掛ける。
アイロン掛けのコツは、アイロンのスチームによって服の繊維をやわらかくほぐし、熱でシワを綺麗に伸ばすイメージで行うことが大切。基本的に、アイロンも持っていない方の手で生地を引っ張り・押さえながら、アイロン掛けをすると、より綺麗に仕上がります。
ワイシャツのアイロン台を使用しないかけ方
アイロン台は、ある程度の広いスペースがないと難しかったり、実際買うとなると意外に高い…なんてことに。ここでは、アイロン台を使用しないかけ方で気を付けたいポイントや、用意するモノについて見ていきます。アイロン台の役割をカバーするアイテムが必要になります。
■気を付けたいポイント■
【Point.1】アイロンがけが安全にできる水平な場所
【Point.2】アイロンの熱を吸収してくれるモノを用意
■用意するモノ■
・基本的にアイロン台を使用時に必要なモノ
・アイロン台の変わりとなる机(衣類が床につかない高さが良い)
・バスタオルなど、アイロンの熱を吸収してくれるモノ
バスタオルの代わりになる“アイロンマット”などを持っておくのも良いでしょう。襟やカフスなど細かい部分のアイロンがけには“アイロンミトン”がおすすめ。実際にアイロンがけの方法は、アイロン台を使用する手順と同じですが、アイロン台に引っかけることができないので、ワイシャツのシワをよくのばしながら行うことが大切です。
動画で見るアイロンの掛け方
▼ワイシャツをシワなくパリッと!アイロン上手の楽テク:
便利アイテム・スチームアイロン
ここまで、ワイシャツのアイロン掛けについて見てきましたが、どうしても時間がない方、出張先(ホテルによって置いてあることも)で用意がない時に、時間をかけずにアイロン掛けができる便利アイテムについて見ていきます。もちろん、アイロン掛けをしっかりと行うことが大切なので、参考までにどうぞ。
▼アイロン前に、シュ!衣類の仕上がりを一日中キープ!▼
▼ハンガーにかけたまま素早くラクにシワのばし▼
▼アイロン不要のノンアイロンのシャツ▼
※洗濯条件によっては軽いアイロン掛けが必要な場合があります。
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▼アイロンを上手に掛けるコツ▼
アイロン掛けは、上記で紹介したようなアイロン前に便利アイテムを使用することで、より綺麗に仕上げることが出来ます。特に、普段からワイシャツの着用が欠かせないビジネスマンは、日ごろのケアを行うことでアイロン掛けの手間を減らすよう心掛けていきましょう。
▼アイロン掛けが楽になる干し方▼
ワイシャツに限りませんが、衣類は干し方ひとつでシワの付き方が変わってきます。ハンガーに干す時、襟を立てて干すと根本についてしまうシワを軽減したり、ワイシャツの肩幅に合わせたハンガーを使用することで、ハンガーの跡が残らなかったり繊維を綺麗に伸ばすことができます。
シワにならないアイロン後の保管方法
【1】ワイシャツのたたみ方
せっかくアイロンを掛けても、ワイシャツのたたみ方や、窮屈な場所での保管をを行うことで傷んでしまう場合があります。見た目も綺麗なたたみ方で保管することが大切です。
<シワにならないワイシャツのたたみ方>
① 全てのボタンを留めてシャツを裏返しにし、左袖の付け根で折り返す
②~④ アームホールから折り返して肘の部分を折る(左右の袖をそれぞれ)
⑤~⑥ 折った袖に合わせて身頃を重ね合わせる(左右の身頃をそれぞれ)
⑦ シャツの裾を10~15㎝程折り返し、半分に畳む
完成: 裾が肩からはみ出さないように、シャツを表に返し形を整える
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折り方の目安が分かりやすい台紙を使用するたたみ方!
収納スペースのサイズに合わせ台紙の大きさを変えることで綺麗に畳むことができます。台紙があることで、形が崩れにくく、揃えやすいのでオススメです。台紙は、購入時に付いている厚紙やクリアファイルでも良い。
【2】ワイシャツの保管場所
ワイシャツにアイロンを掛け、畳んだ後は、どのような場所で保管するかが大切です。カビ・虫食いの原因となる高温多湿な場所は避け、日頃から掃除がしやすい清潔な環境。また、ワイシャツの変色の原因となる、直射日光が当たらない場所が良いでしょう。
▽▽▽その他、スーツ(ジャケット・ネクタイなど)のお手入れについてもっと気になる方はこちらもチェックしてみてください。
■ 関連ページ:
「スーツのお手入れ術」に関する記事ページへ
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