シーン別スーツ(結婚式・葬式・パーティー)
法事に着るスーツとは?~黒色・喪服・平服で見る服装の違い~
法事のスーツとは?
法事のスーツは、お葬式のように“喪服”と明確に決まっていない場合もあり、何を着ていくか悩みますよね。法事には、いくつかの種類があるため、参列する法事によって服装のマナーが異なることがあります。また、「法事はスーツ(ビジネス用)でもいいのか?」という疑問も多くの方がお持ちではないでしょうか。
< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-
1. 法事の種類について
2. 法事のスーツ・メンズ(男性)の服装の選び方
3. 法事のスーツ・ビジネススーツとの違い
4. 法事のスーツ・夏の服装マナー
法事の種類について
まずはじめに、“法事”と“お葬式”の違いについて触れながら、法事の種類について見ていきます。
●法事とは・・・故人の死後の供養をする。長い期間をかけて法要を行っていきます。
●お葬式とは・・・故人を偲んで成仏を祈願する行い。お通夜・告別式・火葬を合わせたものを一般的に葬式と呼びます。
◇3つの期間で分かる法事の種類◇
【1】四十九日
四十九日とは、死後49日目に行う法要のこと。細かい期間でいうと、初七日~七七日忌までに法要を行う事とされています。この日を境に故人は仏となると考えられ冥福を祈ります。
【2】百箇日
百箇日とは、死後100日目に行う法要のこと。卒哭忌(そつこくき)とも呼ばれます。故人が無くなってから3ヶ月となり、泣いたり悲しみながら過ごした日々に別れを告げます。近年では、遺族や親族(近親者)のみで行われることが多い。
【3】一周忌~三十三回忌
一周忌とは、死後(命日)1年に行う法要のこと。その後は、三回忌(満2年目)と続きます。遺族や親族のみで、七回忌(満6年目)・十三回忌(満12年目)・十七回忌(満16年目)・二十三回忌(満22年目)・二十七回忌(満26年目)と行い、三十三回忌(満32年目)で弔い上げとして故人の法要を切り上げることになります。
法事のスーツ・メンズ(男性)の服装の選び方
上記でご紹介したように、法事には種類があり服装のマナーが異なる場合や、案内状などに「平服で」と指定されることもあります。では、実際に法事のスーツはどのような服装が望ましいのか見ていきます。スーツ以外の、ワイシャツ、靴、小物なども合わせて見ていきます。
<メンズ 喪服の選び方>
一般的には、お葬式と同じように“喪服(準喪服)”を着用するのが良いでしょう。スーツは、ブラックスーツ(ブラックフォーマル)。パンツの裾はシングルタイプのものを着用しましょう。シャツは、無地の白シャツ、カジュアルなボタンダウンのシャツは避け、レギュラーカラーの襟が良い。
ネクタイは、無地の黒ネクタイ、ディンプル(くぼみ)は作らない。ベルトは、無地の黒。靴は、革靴の黒(紐付きのタイプ)。スエードやエナメルなどカジュアルな印象は避ける。靴下は、無地の黒。柄モノや白い靴下は避けるようにしましょう。
<喪服以外の服装の選び方>
三回忌を過ぎると案内状に「平服でお越しください」と指定されることが多くなります。基本的に法事での「平服」は、普段着(私服)ではなく喪服ではないがマナーのある服装と認識しておくと良いでしょう。喪服と同様に、白シャツ以外を黒で統一するのが無難ですが、急で準備が難しい場合はグレーや紺などの色の濃い無地の服装を選ぶようにしましょう。
法事のスーツ・ビジネススーツとの違い
法事に参加する際に注意したいのが、黒でもビジネスシーンで着用している黒との違いです。結論、法事のスーツ(喪服)は、光沢や艶のない漆黒色となります。その為、法事・お葬式の場では一般的なブラックスーツはNGとなります。
法事のスーツは、黒が強いほど高級感があり違いがはっきりとでます。法事に参加する時は、着用するスーツの印象で“常識の無い人”と見られてしまうことを避けるためにも、ビジネス用とは別で1着持っておくようにしましょう。
▽▽▽礼服とスーツの違いを詳しく見たい方はこちらもチェックしてみてください。
■ 関連ページ:
礼服(喪服)とスーツの違い|種類・シーン別のマナーとネクタイの選び方
法事のスーツ・夏の服装マナー
法事のスーツで、最後に触れておきたいのが“夏”に行われる場合の服装。スーツには、主にスリーシーズン(春・秋・冬)で着用できるものありますが、暑さが厳しいほど、少しでも涼しい服装がいいと思う方が多いのではないでしょうか。法事に参加する場合は、ジャケット着用が一般的なマナーとなります。
※スーツカラーはイメージとなります▲
ワイシャツは、暑くても長袖を着用するのが無難ですが、酷暑と呼ばれる日も増え“半袖シャツ”を着る人が増えています。ネクタイは、原則として身に着けるます。
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