スーツの種類
スーツの袖(デザイン)仕様とは?~本切羽・開き見せ・重ねボタンの違いを解説!
スーツの袖について
スーツ(ジャケット)の袖には、“本切羽” “開き見せ” “重ねボタン”と言われるデザインがあります。ですが、あまり知られていないスーツのディテールの1つ。また、袖に付いているボタンも「何故付いているのか?」と疑問に思う方も少なくないかもしれません。
< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-
1. 袖仕様の意味
2. 袖仕様の種類について~本切羽・開き見せ・重ねボタン~
3. オーダースーツならではの本切羽
4. オーダースーツならではの重ねボタン(キッスボタン)
5. ボタンホールカラーでオシャレ度アップ!
袖仕様(ボタン)の意味
はじめに、ジャケットの袖仕様(ボタン)についてこだわりを持ったことはありますか?ほとんどの方は、まずスーツの色柄・サイズ(シルエット)などにこだわりを持つのではないでしょうか。特に既製スーツの場合は、「ボタンのデザインはどうしますか?」と問われる機会は少なく、「合わせるシャツやネクタイはどうしますか?」という流れが一般的です。現に、袖についているボタンの事を「飾りボタン」と言い、あまり注目されることがないようです。
袖仕様の種類について ~本切羽・開き見せ・重ねボタン~
袖仕様の中でも一番知られているのが“本切羽”。知っておきたいディテールの1つです。ここからは、その他“開き見せ”“重ねボタン”について簡単にご紹介していきます。
●本切羽とは・・・袖のボタンホールと対になったボタンが付いており、実際にボタンの開閉が自由にできる仕様のこと。以前は「オーダー=本切羽」の仕様でしたが、既製スーツにも増え続けています。スーツ全体のディテールの中では細かい部分ですが、こなれ感を演出したい方にオススメです。
オーダースーツならではの本切羽
ここからは、オーダースーツならではの袖仕様「本切羽」「重ねボタン」について、いくつかのコーディネート例と共に見ていきます。
▼本切羽のメリットとデメリット▼
本切羽の最大のメリットは、袖口でお洒落を演出できること。本切羽は、イタリアならではのディテールとして人気があり、イタリアの雰囲気をさりげなく出したい方にオススメです。オシャレ感度の高い人は、常に1つ開けていたり、左右で変えるなど個性的な着こなしを楽しむ方もいるようです。
▼本切羽仕様のスーツコーディネート例▼
■ 関連ページ:本切羽とは?オーダースーツに必要?メリット・デメリットを解説
オーダースーツならではの重ねボタン(キッスボタン)
※余談ですが、重ねボタンは手縫いで行われるという特徴があり、一説では、イタリアのスーツ職人が技術をアピールする為にはじめられたと言われています。
▼ボタンの数▼
・ボタン3個 ⇒礼服のスーツに多い
・ボタン4個 ⇒最もスタンダード、ビジネス用に多い
・ボタン5個 ⇒手元の印象を強くしたい時にオススメ
このように、オーダースーツの場合は選べる重ねボタンの種類にいくつかのパターンがあり印象に違いがでます。通常は重ねボタン無しの仕様となり、袖ボタンが2~3個の場合は距離が短くなるので、重ねボタン無しがオススメ。重ねボタン仕様にすると手元に立体感を持たせることができ、4個以上のボタンと相性がよくまとまります。
▼重ねボタン仕様のスーツイメージ▼
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■ 関連ページ:オーダースーツならGlobal Style(グローバルスタイル)|1着2万円台~
ボタンホールカラーでオシャレ度アップ!
スーツをオーダーして初めて知ることが多い袖仕様ですが、好きなカラーでカスタマイズできる“BUTTON HOLE COLOR-色穴かがり”について最後にご紹介。
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