シーン別スーツ(結婚式・葬式・パーティー)
タキシードとは?結婚式の新郎にもゲストにもおすすめの着こなし方とコーデをご紹介!

フォーマルなタキシード
◇タキシード◇一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。タキシードは、主に結婚式やパーティーシーンに着る装いとなります。男性らしさ、凛々しさを感じられるスタイルとしては二つとないアイテム。ですが、実際に着るとなると「組み合わせる小物は合っているのか?」「格式が高い場所はマナーはあるのか?」など、場合によっては周囲に悪印象を与えてしまうなんて事にもなりかねません。


< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-
1. タキシードとは
2. ビジネスのスーツとの違い
3. タキシードの着用シーン
4. タキシードにも種類がある?
5. タキシードのディテール・着こなし方
6. タキシードのお洒落コーディネート
7. タキシードの失敗を防ぐ選び方
8. 【新郎向け】タキシードを選ぶ際のポイント
タキシードとは
まずはじめに、“タキシード”と言えば、結婚式のイメージが強いのではないでしょうか。
●タキシードとは・・・夜の準礼装とされていますが、近年は正礼装もタキシードが一般的になってきている。タキシードのことを「ブラックタイ」と言い、アメリカではタキシード、イギリスではディナージャケットとも呼ばれています。

◇正礼装◇ ⇒DAY:モーニングコート EVENING:タキシードor燕尾服
◇準礼装◇ ⇒DAY:ディレクターズ EVENING:タキシード(ファンシーも可)
◇略礼装◇ ⇒DAY&EVENING:ダークスーツ(タキシードも可)
基本的に、夕方以降の華やかなパーティーに着用できるスタイルとなります。

▽礼服の着こなし、マナーを知りたい方はこちらをチェック。
■ 関連ページ:礼服と喪服の違い《男性編》スーツの着こなし方・マナーなどを徹底解説!
ビジネスでのスーツとの違い
タキシードは男性のフォーマルウェアの1つ。同じフォーマルには、正礼装と呼ばれる “モーニング” や “燕尾服” があり、タキシードはその次に格式が高いとされている装いです。スーツと同等のモノと考える方も多いようですが、スーツは略礼服(ダークスーツ)となり、最も簡潔なスタイルです。写真のように、見た目の違いからも明確で、タキシードとビジネスでのスーツは分けて考えたい。

タキシードの着用シーン
タキシードの一般的な着用シーンには “結婚式” や “パーティー”、結婚式披露宴に主賓として出席するとき、友人代表でスピーチを行う時などがあります。また、ドレスコードに「ブラックタイ」と指定があるときに着用されます。このように、タキシードの着用シーンは限定的ですが、マナーをしっかりと守っていれば一般のゲストが着てもOKとなります。正式には夜の準礼装と午後6時以降に着るものとされていますが、会場によっては、正礼装・準礼装を兼ねることも多くなり、普段とは違う装いを演出したい方に選ばれることも。

タキシードにも種類がある?
タキシードの種類には2つあり、タキシードの襟部分のデザインが違います。見た目の印象が大きく変わるので、着る時の参考にどうぞ。
ショールカラー
ショールカラーとは、緩やかな曲線型の襟のこと。タキシードやスモーキングジャケットでは定番のデザインとなります。別名、へちま襟とも呼ばれる。この特徴的な形は、本体部屋着として開発され、ガウンの襟のように肩掛けを羽織ったようなデザインから来ています。襟が曲線型なので、Vゾーンが自然と深めとなり優しい印象に仕上がります。タキシードで少し着崩したい方にオススメ。

ピークドラペル
ピークドラペルは、下襟部分が尖った形の襟のこと。“ピークド”は尖ったという意味。“ラペル”は、ジャケットの下襟、襟の折り返しを指している。襟の鋭さが印象的で、華やかなイメージが強くなります。その他、よく見かけるデザインにはダブルのスーツ。基本スタイルとなり、重厚感・ドレッシーな雰囲気を演出。カッチリしたタキシードが欲しい方はこちら。

▽タキシードの種類をより詳細に知りたい方はこちらもチェック。
■ 関連ページ:タキシードはもう怖くない~簡単に分かる着こなしのルールと押さえるべきポイントは~
タキシードのディテール・着こなし方
礼装の中でも “タキシード” は、特徴的な仕様(ディテール)があります。ここでは、基本のディテール・アイテム別でみる着こなし方を見ていきます。
タキシードのジャケット
タキシードのジャケットは、先程も触れたようにシングルの “ショールカラー” または “ピークドラペル” と、襟元のデザインが特徴的です。また、ボタンはワンボタンで、ジャケットと同じ生地仕様のくるみボタンとなります。フォーマルシーンでのマナーにおいて、お尻部分は隠れるくらいの着丈が正しい着こなしになります。


タキシードのシャツ
シャツは、白のブロード生地が定番。襟の形は、主にウィングカラーと呼ばれる先端が少し折れた立ち襟のデザインが、最もフォーマルで正装に相応しいとされています。イカ胸、プリーツ、ヒダ入りなど様々な名称で呼ばれるタキシードのシャツですが、実際に見える部分は胸元周りだけ。そこに、プリーツを入れることでドレッシーな雰囲気が出せます。


タキシードのパンツ
パンツは、側章と呼ばれるパンツ脇の縫い目に光沢のある素材が縫い付けられているモノが多く、スタイルをよく見せる効果があります。タキシードの裾はシングル。モーニングカットと“裾が水平ではなく後ろ半分を斜め”になっているデザインとなります。

ベルトルーフではなく、サスペンダーを着ける仕様が多く、留めるボタンが前左右に2つ、後左右に2つ付いています。また、タキシードの場合は、ウエストにカマーバンドを巻き、ヒダが上を向くように着用します。

小物にもこだわろう
タキシードのネクタイ・チーフ
シルクサテン素材を使用した黒の蝶ネクタイ。白のチーフを胸ポケットに挿すのが基本。かっちりとした印象には、スリーピークスやTVホールド。エレガントに見せたい場合には、パフでお洒落に見せるのも良いでしょう。

タキシードの靴
お洒落は足元からと言われますが、タキシード用にはエナメル素材のオペラパンプス、エナメルタイプの靴が良いでしょう。少し派手さが気になる方は、ストレートチップやプレントゥの“外羽根”デザインでスマートなタイプであれば問題なく履くことが出来ます。

タキシードのお洒落コーディネート
ここまでは、マナーに注目した基本的なタキシードの着こなし方をご紹介してきましたが、結婚式やパーティーもカジュアルな雰囲気で行う方も増え、タキシードのバリエーションも豊富です。スーツの定番ネイビーでは、ブラックとのコントラストが綺麗に浮かび上がり、胸元の印象がお洒落に見えます。正式なシーンでは難しいが、結婚式の2次会などで着る事は良いでしょう。



毎年、決まったシーズンに行われる、特別な授賞式やイベントがあると、タキシード姿の俳優さんを良く見かけます。お気に入りの俳優さんの着こなしを参考にするのも良いでしょう。



タキシードの失敗を防ぐ選び方
ここまでタキシードについてや、タキシードのディテールについて見てきました。では、実際にどのようなモノを選べば良いのか、一般的なタキシードの必須アイテム別にご紹介。
タキシードのジャケット
ジャケットの襟は“ショールカラー”が基本、襟先が尖ったピークドラペルでも良い。色はブラック。背中のベントはノーベントが一般的。

タキシードのパンツ
パンツは、両サイドにそれぞれ一本ずつサテン風のライン(側章)がデザインされているモノ。裾は、折り返しのないシングルが基本。ブラックでは無いですが、色のあるモノで装飾すると分かりやすいです。

蝶ネクタイ
ネクタイは、結婚式・パーティーのようなフォーマルな場、特別な日につける蝶ネクタイ。最近では、カジュアルファッションに合わせる方も増えていますが、一番イメージしやすいのがタキシードではないでしょうか。実は、蝶ネクタイにも、バタフライ、セミバタフライ、ストレートエンド、ポインテッドと種類があります。

サスペンダー・カマーバンド
サスペンダーは、パンツのシルエットを整え、フォーマルな装いには欠かせません。結婚式では新郎が身に着けるアイテムとして知られています。もう一つ、タキシードに欠かせないのが腰周りにつける“カマ―バンド”。正装時のベスト(ウエストコート)が簡略されたモノとなり、ブラックタイやカフスは三種の神器とされていました。色はタキシードの王道のブラック。
ベストの代わりに合わせるカマ―バンドは、これまで国際的に着用が義務付けられてきましたが、現在では必ずしも合わせるといった決まりは無くなり、着用自由なアイテムとなっています。もし選ぶ際は、ヒダは上向き、格式を求める場に相応しいブラックが良いでしょう。

ポケットチーフ・カフス
胸元を彩るチーフは、タキシードを着る場合、あると無いとでは印象が大きく変わり何か物足りなさを感じてしまいます。白のチーフを入れて印象を整えるようにしましょう。手元のカフスは、黒蝶貝でフォーマル度を高めていきましょう。

【新郎向け】タキシードを選ぶ際のポイント
タキシードをはじめて着る場面に多いのが結婚式での新郎として。ウェディングプランナーがしっかりと案内してくれることもありますが、タキシードを選ぶ際のポイントをおさえておくことで、特別なシーンをより華やかに彩ってくれます。新郎のタキシードのバリエーションは非常に幅広いことがわかりました。それでは具体的にどのようにセレクトすれば良いのか、新郎のタキシード選びのポイントを解説します。
結婚式のテーマを意識
結婚式においてテーマ決めは大切です。タキシード選びもテーマを意識して選びたい。カジュアルな雰囲気の会場には、アースカラーなどナチュラル感のあるもの。また、季節をイメージした結婚式の場合は、冬は白やシルバーなど雪や氷を思わせるカラー。春は、明るめのトーン、白やベージュなどを選ぶのも良いでしょう。当日の高砂(メイン席)のデザインに合わせると、写真映えも狙えます。
新婦のウェディングドレスとのバランス
結婚式の主役は “新婦” と考える男性も多いのでは、結婚式では、基本的に新郎は新婦と一緒に行動します。ウェディングドレスとのバランスを考えて選ぶのも重要です。王道デザインには、シンプルなタキシード。ボリューミーでゴージャス感のあるデザインには、光沢のあるタキシードでエレガントに。体型に合わせたドレスには、新郎のタキシードもスタイリッシュなモノを選ぶなど。是非、新婦のドレスとのバランスを見てみましょう。

結婚式の時間
タキシードは、時間帯によって着用マナーが存在します。しっかりとマナーを活かし、結婚式を行う時間帯でタキシードを選ぶのも良いでしょう。フォーマルなシーンにおいてマナーは大切、ゲストからの印象もイメージしながら選びましょう。
体型にマッチするモノ
どんなスーツにも共通する部分ですが、体型に合ったモノを選び格好良く。結婚式は、たくさんの思い出と共に写真や動画に残る特別なシーン。サイズ選びに妥協することなく、バランスの良いタキシードで臨みたい。
こだわりのタキシードを選ぶならオーダーがおすすめ
ビジネススーツ・カジュアルスーツに比べると、タキシードを着る機会は限られますが、結婚式などハレの日に相応しいタキシードを選びたい。タキシードは、ブラックのイメージもありますが、テーマに合わせて柔軟な選び方をする方が増えています。サイズ感にこだわりたい、合わせるアイテムも一緒に選びたい方は、オーダーでの仕立ても選択肢の1つとしてオススメです。


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いかがでしたでしょうか?

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