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シーン別スーツ(映画・ドラマ・話題)

スーツの流行り(トレンド)は?|1960年~2020年で見るスーツの文化・映画

(最終更新日:2024.11.01)2020.09.18 # シーン別スーツ(映画・ドラマ・話題)

スーツのトレンドの歴史

どんなモノにも流行り(トレンド)があり歴史があります。スーツはその中でも、今と昔では“スタイル”や“デザイン”が大きく変わっています。流行りをすぐに取り入れることは難しいかもしれませんが、その時代背景と共に変わってきた流れを知ることで、スーツの選び方が楽しくなり着こなし方の幅も広がります。

そこで今回は、文化とその時代の映画に注目!『スーツ文化と映画~1960年代・1970年代・1980年代・1990年代~』『2020年代のスーツ』について見ていきながら、スーツの流行り(トレンド)をご紹介していきます。

 

< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-

1.  年代別で分かる!スーツ文化と映画
1-1.  1960年代のスーツ文化と映画
1-2.  1970年代のスーツ文化と映画
1-3.  1980年代のスーツ文化と映画
1-4.  1990年代のスーツ文化と映画
2.  2000年代以降のスーツと流行り
3.  スーツを自分好みにカスタマイズできるオーダー

 

年代別で分かる!スーツ文化と映画の歴史
【1960年代】

普段ビジネスマンのみなさんが何気なく着ているスーツは、時代の文化と密接な関係があります。映画やカルチャーとどういった関係があったのか60年代からの現代史を振り返ってみたいと思います。


◇1960年代の文化と歴史◇

1950年代まで主流だった英国のブリティッシュトラッドスタイルに対して、米国が発祥のアイビースタイルやイギリス発祥のモッズスタイルなどが流行していきます。

キーワード:アイビールック
1950年代にアメリカ西海岸の名門私立大学の総称「アイビーリーグ」の学生やOBの間に広まったファッションスタイル。日本では60年代に広まった。ボタンダウンシャツ、三つボタンのブレザー、コットンパンツ、ローファーなどを着用するスタイルが定番だったとされる。ジャケットのシルエットの特徴は、ナチュラルショルダーでボックスシルエット、段返り3つボタンが特徴だった。

(引用:https://www.pinterest.jp/)

キーワード:モッズスーツ

1950~1960年代にかけてイギリスにおいて音楽に影響を受けたファッションスタイル。モダンジャズやモダニズムという言葉が派生してモッズという呼び方が生まれました。ファッションであれば、モッズファッションとして若者たちに人気が爆発しました。その中でも、モッズスーツは三つ揃えのスーツとなっており、Vゾーンが狭くてシルエットが細身であることを特徴としていて、日本でも1960年代に若者の間で流行になっています。

(引用:https://www.bazzstore.com/ https://shale-inc.com/)

◇映画で見る1960年代◇
▼オードリー・ヘップバーン主演の1961年公開「ティファニーで朝食を」
相手役のジョージ・ペパードのアイビースタイルがその時代を象徴している。

(引用:https://ameblo.jp/yoshi54time/entry-12033931000.html)

▼ダスティン・ホフマン主演の1967年公開「卒業」
爽やかさを感じる王道のアイビースタイルのダスティンホフマン

(引用:https://pds.exblog.jp/ https://eiga.com/)

▼60年代のイギリスモッズスタイルを描いた1979年公開「さらば青春の光」
70年代公開の60年代を描いた映画。当時の若者のモッズファッションやスーツスタイルがよくわかります。

(引用:https://www.amazon.co.jp/ https://eiga.com/)
 

1970年代のスーツ文化と歴史

70年代に入ると、ストリートファッションが台頭。ヒッピー文化を反映した派手な柄や色使いがあふれ出る。そして、サンローランなどこれまでレディースをメインに手掛けてきたパリの著名なデザイナー達が、メンズのスーツにレディスのテイストを入れたテーラードスタイルを生み出してきました。

(引用:https://www.pen-online.jp/ http://karapaia.com/)

キーワード:パリモードスタイル
スーツではラペルの形も大きくなり、極端なコンケーブショルダーな肩周りでシェイプされたウエストラインから裾へと広がったシルエットが特徴になっていく。「コンケーブショルダー」とは、首の付け根から肩先線が弓なりに湾曲し、肩先で高く反りあがった肩のライン。コンケーブとは“くぼみのある・凹面”の意味。

▲(左)コンケープショルダー(右)ナチュラルショルダー▲
(引用:https://www.vightex.com/ https://www.imn.jp/)

◇映画で見る1970年代◇
▼アラン・ドロンとカトリーヌ・ドヌーブが共演した1972年公開「リスボン特急」
ディオールが衣装提供したパリのモードを感じる映画

(引用:https://filmarks.com/ https://www.institutfrancais.jp/)
 

1980年代のスーツ文化と歴史

80年代に入るとミラノスタイルが台頭してきます。それまでの構築的なスタイルからレディースのように柔らかくソフトでリラックスしたシルエットのソフトスーツスタイルが主流になってきます。

キーワード:ソフトスーツ
ジョルジョアルマーニを代表としたソフトなシルエットが特徴なスタイル。ゴージラインや胸ボタンの位置も極端に低い。スラックスも股上は深く、タックを多く入れ裾に向かい細くなるテーパードシルエットが特徴。メンズスーツの概念を変えた時代と言われている。

(引用:https://www.mens-ex.jp/ https://www.mens-folio.com/ https://www.farfetch.com/)

◇映画で見る1980年代◇
▼若かりしリチャード・ギアの主演作1980年公開「アメリカン・ジゴロ」
当時まだ無名だったアルマーニをメジャーに押し上げた作品。80年代のソフトスーツ文化を象徴している。

(引用:https://www.vogue.co.jp/ https://www.amazon.co.jp/)
 

1990年代のスーツ文化と歴史

ソフトスーツの反動からデザイナーブランドなどの生産を請け負っていたファクトリーなどから発祥した「クラシコイタリア」と呼ばれるクラシックスタイルに注目が集まっていきました。

キーワード:クラシコイタリア
手作業で進める職人的な服づくりを生産ラインに乗せ、量産できるシステムを確立したスタイル。「ブリオーニ」を代表として、ナポリに工場の本拠地を置く「イザイア」「キートン」など数々のブランドが台頭していった。柔らかさとクラッシクさを兼ね備えたイタリアンスタイル。

(引用:https://www.brioni.com/jp/ https://www.cinqueclassico.com/ https://www.leon.jp/)

◇映画で見る1990年代◇
▼有名な英国のスパイ映画シリーズ1995年公開「007/ゴールデンアイ」
英国が舞台だがクラシコイタリアの「ブリオーニ」が衣装提供しているピアース・ブロスナンがセクシーに着こなしていた。

(引用:https://www.pinterest.jp/ https://watch-monster.com/)
 

2000年代以降のスーツと流行り

2000年代に入ると大きな流れはなくなり、様々なテイストが混在してきます。タイトなシルエットで、モードなエディスリマンの「ディオールオム」やセクシーでグラマラスなシルエットの「トムフォード」、アメリカントラッドをモダンに再現した「トムブラウン」などモードやトラッドを再構築した表現が生まれてきました。

(引用:https://www.pinterest.jp/ https://blog.gxomens.com/ https://www.thombrowne.com/)

◇映画で見る2000年代◇
▼英国のスパイ映画007シリーズの2008年公開「007/慰めの報酬」2015年公開「007/スペクター」
元グッチのクリエイティブディレクターだった「トムフォード」が衣装提供している。ダニエル・クレイグがグラマラスなスーツをセクシーに着こなしている。

(引用:https://www.vogue.co.jp/)
▽スーツが似合う俳優に注目しオススメのドラマや映画を年代別で紹介。気になる方はこちら。

■ 関連ページ:メンズスーツが似合う俳優(ドラマ・映画)特集!~20代、30代、40代、50代別の着こなし方とは?

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トレンドは毎年のように変化し、テーマがあります。2020年秋冬/春夏のトレンドはこちら。興味のある方は参考までにどうぞ。

▼2020年秋冬トレンド傾向▼
『前秋冬からのモノトーンの流れは継続しながらも、アクセントにビビットなカラ―を使うなど、色の提案が多く見られた。またカントリーチックな素材感のブラウン系の流れも根強く続いている。』

▼2020年春夏トレンド傾向▼
『大きな変化は色の復活。様々なカラーが打ち出されている。全体的にはカジュアル化がが進んでいて、リゾートイメージのアイテムも多い。また、プレッピーやアイビー要素や多くなる機能的なプロダクトも目立っている。』

(引用:https://www.pen-online.jp/ https://blog.shirt.co.jp/)

2000年代以降は、時代の主流になるスタイルは存在をせず、それぞれの個性を尊重するよりパーソナルな時代になっているのです。

 

スーツを自分好みにカスタマイズできるオーダー

今では、ビジネスに限らず、冠婚葬祭・リクルートと着用シーンに合わせてオーダーを楽しむ方が増えています。量販店の既製スーツだと体にサイズが合わない、自分好みのサイズに調整したい方にオススメですが、今回ご紹介のように、時代を切り取った “スタイル” “デザイン” をカスタマイズしたい方にも良いでしょう。

オーダースーツ専門店「グローバルスタイル」では、“パターンオーダー”を基本としたシステムを採用。店舗にご来店いただき採寸。お客様のサイズに合ったベースとなるゲージ(見本)スーツを着用し、さらにサイズ調整を行います。是非、スーツをオーダーする時はトータルでの着こなしを意識していきましょう。

▽自分好みのスーツをオーダーしたい方はこちら。

■ 関連ページ:オーダースーツならGlobal Style(グローバルスタイル)|1着2万円台~

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いかがでしたでしょうか?

スーツスタイルは、時代の流れと共に進化し続けています。現代では、クラシカルな装いをはじめ古さや新しさを気にせずに、自分好みのスーツスタイルを楽しむ方が増えています。

▼▼▼オーダーでこだわりのスーツをつくりたい方はこちら。

オーダースーツ専門店「Global Style (グローバルスタイル)」とは?

“オーダースーツを、ビジネスマンの皆様にもっと気軽に楽しんでほしい。オーダースーツの新しい在り方を提案していきたい。”

そんな想いから生まれた、オーダースーツ専門店のグローバルスタイル。


グローバルスタイルの6つの特徴
【1】上質なスーツをリーズナブルな価格で!
【2】選べるスーツ生地が豊富!
【3】選べるスーツモデルが豊富!
【4】スタイリストによるカウンセリング
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