コート全般
バルカラー(ステンカラー)コートの着こなし方~スーツ・カジュアルなメンズコーデ~
バルカラーコートについて
気温も下がり少しづつ秋めいた季節になり、本格的な冬に向けて着たくなるのがコート。その中の1つ “バルカラーコート” がテーマです。皆さんは、バルカラーと聞くとどんなコートをイメージしますか。目に触れる機会が多くても正確な意味を知らない という事があるのではないでしょうか。
< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-
1. なぜ今バルカラーなのか?~意味と2つのキーワード~
2. バルカラーコートの歴史
3. バルカラーコートの着こなし方
4. オーダーコートでよりオシャレに!
なぜ今バルカラーなのか?~意味と2つのキーワード~
まずはじめに、バルカラーコートについて解説し “今なぜバルカラーなのか” 2つのキーワードで見ていきます。
●バルカラーコートとは・・・正式名称は「バルマカーンコート」。日本では「ステンカラーコート」とも呼ばれていますが、これはあくまでも日本で作られた和製英語です。スタンドフォールカラー(※1)というのが訛って、ステンカラーになったという説が有力だと言われています。※1 意味としては第一ボタンをはずしても、留めても着ることの出来る襟型の事を指します
■なぜバルカラーなのか? 2つのキーワード■
【1】ドレスファッション全体がカジュアルになってきている
チェスターなどクラシックなコートがトレンドだった時代に比べて、メンズファッション全体がカジュアルな流れになってきていることが挙げられます。
軽さや快適な着心地などが重視され、良い意味でスーツなどの “ドレススタイル” と “カジュアルスタイル” の境界線があいまいになっている事なども重要なポイントです。
【2】快適性な着心地を求める志向が強くなってきている※コロナ以降
特に今年についてはコロナ感染症の影響で人々が服に求めるモノも変わりつつあります。見た目の華やかさよりもこれからは心地良さや気持ちの良さなどが重要になってきています。そういった意味ではバルカラーコートの持つリラックス感ある着心地などが今のニーズに合っているのではないでしょうか。
バルカラーコートの歴史
服装(アイテム)には、それぞれ歴史があります。歴史を知ることで、より愛着が持てるようになり着こなしの幅も広がります。ここでは、バルカラーの歴史について見ていきます。
◇バルカラーの歴史◇
イギリスのスコットランドにある地名“balmacaan”から由来「バルマカーンコート」が正しい名称。1850年頃からこの地で着用された、ゆったりとしたラグラン袖の七分丈ほどの末広がりのコートがオリジナルであったとされます。コートの襟の名称も短縮して「バルカラー」とも呼ばれています。
◇バルカラーの汎用性◇
紳士の国イギリスでは「フォーマル」「カジュアル」の間に「ウォーキング」というジャンルがあります。日本で言う「ビジネスシーン」にあたり、礼儀を踏まえた品のあるデザインと動きやすさなどの実用性が様々な場面に対するものとして定番的なアイテムになっています。
バルカラー(ステンカラー)コートの着こなし方
<スーツ(ドレス)編>
バルカラー(ステンカラー)コートは、最もスタンダードなデザイン。ビジネス用のスーツに合わせるコートとして着る方が多いです。スーツの色と合わせると統一感が生まれオシャレです。第一ボタンを取ってもシルエットが綺麗なので、ネクタイのデザインによって印象を変えることができます。
<カジュアル編>
バルカラー(ステンカラー)コートは、スーツなどのドレススタイルだけではなく “カジュアル” にも使える汎用性の高いアイテムです。インナーにニットなどを、ボトムにデニムやチノパン、カーゴパンツなどを合わせても違和感なく決まります。オンとオフも使えるコスパのいいコートとしてどうぞ。
オーダーコートでよりオシャレに!
バルカラー(ステンカラー)コートは、汎用性の高さが魅力的で、スタイリッシュさを演出できるアイテムとして人気です。“着用シーンによってデザインを変えたい!”と言う方も増えています。そんな時にオススメなのが、オーダーでつくるコート。防寒性・保温性のあるコートは、生地の素材やブランドによって表情が変わってきます。着れる期間は短いですが、せっかく作るなら格好の良い1着にしたいですよね。是非、参考にどうぞ。
<オススメのオーダー生地>
※上記は、オーダースーツ専門店「Global Style」でつくれる“コート”での一例となります
オーダーでオススメなのが、カシミアのコート。ブランドは “ゼニア” や “ロロ・ピアーナ” の生地。ゼニアのPURE CASHMERE(ピュアカシミア)は、艶のあるカシミア100%を使用し質感も柔らかく仕上がります。また、カシミアの取り扱いでは世界トップシェアを誇るロロ・ピアーナのカシミア100%の生地もオススメです。柔らかさは厚手に見えるが軽い着心地を楽しめます。
▼バルカラーコート(ステンカラーコート)で選べる2つのデザイン▼
① セットインスリープ・・・最もシンプルなショルダーで、セットインショルダーとは、普通肩の事です。コートのディテールがよりスッキリとします。
② ラグランスリーブ・・・ゆったりフィットするラグランショルダーとは、袖がたっぷりに裁断され、袖付けの縫い目が両方の袖ぐりから前も後ろも袖まで達しています。
▼▼▼その他のコートデザインやオーダーについて気になる方はこちらもチェックしてみてください。
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ビジネススーツに合わせるメンズコート!種類別で見る大人の着こなしコーデ
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いかがでしたでしょうか?
▼▼▼オーダーコートが欲しい方はこちら。今回ご紹介の“バルカラーコート”の他、様々な種類のデザインから選べます。
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Supervisor - この記事の監修者
大学卒業後、アパレルメーカーにてミラノコレクションにも参加するイタリアブランドのデザイナーとして11年のキャリアを積む。チーフデザイナーを歴任後、フリーとなり、オリジナルブランドのセレクトショップや百貨店での展開。大手アパレルや小売店、商社など、様々なプロジェクトのデザインやディレクションを手掛ける。