スマートカジュアル・オフィスカジュアル
セーター(Vネック・丸首)のコーディネート~スーツのインナー&シャツとの着こなし方のオススメ
セーター・ニットについて
「セーター・ニット」は、寒い季節に欠かせないアイテム。重ね着用(インナー)として単体使い用として活躍するニット・セーター、1度は着たことがあるのではないでしょうか。ビジネス・カジュアルとスタイルを選ばない万能さがあり、様々な着こなし方ができます。
< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-
1. セーター・ニットのコーディネート例
2. セーター・ニットの違いと種類
3. ディレクターがオススメ!
~スタイル別で分かるスーツ(ジャケット)セーターの着こなし方~
3-1. ① ドレスライクスタイル
3-2. ② ドレスカジュアルスタイル
3-3. ③ 冬の着こなしスタイル
3-4. ④ ジャケットスタイル
セーター・ニットのコーディネート例
まずはじめに、セーター・ニットアイテムを使用したコーディネート例を簡単にご紹介。“重ね着用(インナー)”と“単体使い”と着こなし方のバリエーションは豊富にあります。
セーター×シャツの組み合わせでドレスライクに、素材やデザインの違いにもよりますが、カジュアルライクな表情を演出する着こなしも多くあります。季節は、秋から冬に掛けて着られている。
セーター・ニットの違いと種類
皆さんがイメージする“セーター・ニット”のコーディネートはありましたか。実は、“セーター・ニット”と表現してきましたが、セーター・ニットは別物になります。
<ニットとセーターの違い>
●ニット・・・1本の糸でループを作りながら編まれた生地、衣類を作るための素材。
●セーター・・・ニット生地で作られた衣類の種類の1つ。
<Vネックと丸首(クルーネック) デザイン>
セーターには、一般的には「Vネック」と「丸首(クルーネック)」の2つのデザインに分かれています。
●Vネック・・・名称の通り“V字型のネックライン”。首元から縦に大きく開いた襟元が特徴。
● 丸首・・・クルーネックとも呼ばれ“丸首のネックライン”プレーンな印象が特徴。
2つのデザインの大きな違いは「首元の開き」。Vネックは、首元の開きが大きく、すっきりとシャープな印象に。首元で変化をつけやすく、カジュアルな雰囲気はやや控えめになります。丸首(クルーネック)は、首元の開きが狭く、カジュアルな装いによく使われます。アウターのトップスとしてや、インナーの襟元として万能さもあります。見た目の印象は好みが分かれる部分ですが、着用シーンに合わせて変えていけると、よりセーターのコーディネートの幅が広がります。
ディレクターがオススメ!
~スタイル別で分かるスーツとセーターの着こなし方~
ここからは、スーツの装いの選択肢として増えている、カジュアルなスタイルでも楽しめるセーター(ニットソー)とのコーディネート例を見ていきます。ニットの種類によっても表情が変わり与える印象が変わっていきます。※こちらの例は、オーダースーツ専門店『Global Style』クリエイティブディレクターオススメの着こなしです。
通常のスーツ(ジャケット)スタイル、ビジネススーツとタイドアップの装いと比較すると違いが分かりやすく、組み合わせ方によってオンだけでなくオフの着こなしが出来ます。是非、お手持ちのスーツ(ジャケット)に合わせてイメージを膨らませてみてください。
① ドレスライクスタイル
<ネイビー無地のスーツ×Vネックセーター>
ネクタイと組み合わせる時は、Vネックセーターがオススメ。セーターにラインなどのデザインが入っているとオシャレなイメージになります。ネイビー×グレーの着こなしで色のバランスも相性良くまとめています。
<ブラウンシャドーストライプスーツ×クルーネックセーター>
「落ち着き」のある雰囲気を持つブラウン。ブラウンと相性の良い青シャツで合わせています。シャツの襟を中に入れることができるクルーネックセーターとの合わせがオススメ。色はあたたかみのあるマスタード色でカジュアルに。
② ドレスカジュアルスタイル
<グレーチェックフランネルスーツ×Vネックセーター>
冬に着る柄モノの定番として人気のチェック柄のスーツ。フランネル素材のジャケットとセーターの組み合わせであたたかみのある装いに。アウトポケット仕様にすることで、スーツでもラフなイメージとマッチさせることができます。
<ネイビーストライプフランネルスーツ×Vネックセーター>
「力強さ」や「華やかさ」のあるストライプ。フランネルの素材感がオシャレなスーツ。スーツと同色系のネイビーのVネックセーターに、グレーのニットソーで合わせた着こなし。ストライプの印象を和らげバランス良く見せると良いでしょう。
③ 冬の着こなしスタイル
<コーデュロイジャケット×Vネックセーター>
カジュアルな印象が強い“コーデュロイ”。ダークブラウンのジャケットで、トレンドを意識したカントリータッチな装いを楽しむ。ブラウンと相性の良い、ネイビーのVネックセーターと首元にボリュームを持たせることができるニットソーで、季節感あふれる着こなしにしています。
<ツイードジャケット×タートルネックニットソー>
冬の着こなしと言えば“ツイード”ネップデザインと凹凸のある見た目が特徴。
④ ジャケットスタイル
<グリーンチェックジャケット×Vネックセーター&クルーネックセーター>
元々カジュアルなアイテムとして知られるセーターは、ジャケット×パンツの着こなしにおいては、組み合わせるアイテムを自由に選べます。
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ここまで、セーターを取り入れた様々なコーディネートを見てきましたが、グローバルスタイルで、ジャケットやスーツをご購入して頂いている方にも、オフのドレスカジュアルの着こなしとして取り入れてみてはいかがでしょうか。今までした組み合わせた事がないアイテム同士でも、トータルコーディネートを意識してオシャレの幅を広げることができます。
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Supervisor - この記事の監修者
大学卒業後、アパレルメーカーにてミラノコレクションにも参加するイタリアブランドのデザイナーとして11年のキャリアを積む。チーフデザイナーを歴任後、フリーとなり、オリジナルブランドのセレクトショップや百貨店での展開。大手アパレルや小売店、商社など、様々なプロジェクトのデザインやディレクションを手掛ける。