スマートカジュアル・オフィスカジュアル
【男性】スマートカジュアルとは?着こなしポイントやコーデ例を紹介
「スマートカジュアル」という言葉を知っていますか?スマートカジュアルとは、フォーマルとカジュアルの中間となり、基本的に服装の定義が少ないスタイルですが、ジャケット(ブレザー)着用や、ジャケパンがメジャーな装いのドレスコードです。具体的にどのような装いが適正なのかが曖昧なため、何を選べば良いのか迷うことも少なくありません。
そこで今回は、『スマートカジュアルは男性のドレスコードの一つ』『スマートカジュアルが最適なシーンは?』『男性のスマートカジュアルで押さえておきたいマナー』『【アイテム別】男性のスマートカジュアルの着こなしポイント』『スマートカジュアルのお洒落なコーデ例』『スマートカジュアルにまつわる疑問を解消!』『レストランやパーティーでスマートカジュアルを着こなそう』について見てきながら、スマートカジュアルでお洒落な着こなし方とコーディネート例をご紹介していきます。
目次
スマートカジュアルは
男性のドレスコードの一つ
スマートカジュアルはドレスコードの一つです。まずはじめに、4つのフォーマルスタイルの中からフォーマル度が高いドレスコードを順に見ていきます。
フォーマル(正装・正礼装)
正装・正礼装(フォーマル)は、慶事、弔事ともに最も格式の高い正礼服となります。主に婚礼の新郎や、公的行事や記念式典での主催者、葬儀の喪主が着用します。男性の場合は、昼はモーニングコート、夜はタキシード(燕尾服)と決まっています。結婚式などのフォーマルなパーティー、ホテルのレストランでの食事、豪華客船やクルーズ旅行で使われることが多いです。
セミフォーマル(準礼装)
準礼装(セミフォーマル)は、正装の次に格式の高いスタイルとなります。結婚式や披露宴に招待(ゲスト)された場合の服装として一般的です。招待状に “平服” という指定が無い場合はセミフォーマルで良いでしょう。昼はディレクターターズスーツ、夜はタキシードとし結婚式の主賓やスピーチを担当する方が着用することが多いです。最近の準礼装は、正礼装・準礼装を兼ねタキシードやブラックスーツを着用することもあります。
インフォーマル(略礼装)
略礼装(インフォーマル)は、ダーク系スーツ・ブラックスーツスタイルとなります。日頃よりも少し華やかな服装をイメージすると分かりやすいです。“インフォーマル”は正式ではない・略式という意味があり、気軽に参加できるパーティーなどで着るスーツになります。スーツスタイルの1つ“スリーピース”(ジャケットの中にベストを着用したスタイル)もこの略礼装に含まれます。日本では、ブラックスーツに白・シルバーのネクタイのスタイルが略礼装として一般的です。※ただし、海外で出席する場合は「喪服」のイメージを与えてしまうので避けるようにしましょう。
▽【立場別】結婚式の服装マナーについて詳しく知りたい方はこちら。
■ 関連ページ:結婚式の服装マナーを徹底解説《男性編》NGな服装やアイテムとは?
スマートカジュアル
スマートカジュアルは、基本的に服装の定義が少ないスタイルとなります。フォーマルとカジュアルの中間となり、ジャケット(ブレザー)を着用していれば問題は無いでしょう。ビジネスアイテムをドレスダウン、カジュアルアイテムを上品に着るイメージとなります。ジャケット+パンツを異なる色や素材のパンツを組み合わせた“ジャケパンスタイル”もスマートカジュアルの装いの1つになります。また、“ビジネスカジュアル”という似た言葉もありますが、服装としては大きな違いはありません。しかし、スマートカジュアルに比べて、ビジネス感が強くなるため違いを抑えておくと良いでしょう。
▽ビジネスカジュアルについて詳しく知りたい方はこちら。
■ 関連ページ:ビジネスカジュアルとは?アイテムの選び方やコーデのコツを解説!
スマートカジュアルが最適なシーンは?
上記の最初で触れたように “スマートカジュアル” は、フォーマルな装いの中で一番カジュアルな服装になり着用する機会が多くなります。招待状の内容などに「平服」と指定されている場合の服装として覚えておくと良いでしょう。
主な場面には、同窓会や結婚式の二次会、高級ホテル、高級レストランのディナーとなります。シーンに合ったコーディネートを心掛けましょう。また、最近ではカジュアルな結婚式も増え、スマートカジュアルを指定されることもあります。
男性のスマートカジュアルで押さえておきたいマナー
比較的アイテム選びの幅が広いスマートカジュアルですが、NGとなるアイテムや着こなしがあります。スマートカジュアルで抑えておきたいマナーについて解説していきます。
1.基本はジャケットを着用する
スマートカジュアルは、基本的にジャケットを着用します。そのため、テーラードジャケットを準備しておくと安心です。ジャケットを羽織っていれば、インナーにはTシャツやニット、カットソーを合わせても、スマートな印象を演出できます。ただし、ジャケットの素材や色はその人の印象を大きく左右するため、年齢やシーンに合わせて色や素材を選ぶと良いでしょう。
2.ジャストフィットするアイテムを選ぶ
男性・女性に共通するのが、露出度が高くサイズ感が不適切な服装は、清潔感に欠けるためNGです。服装のサイズは、体のラインが目立ちすぎない、程良いジャストフィットのアイテムを選ぶのがポイントです。また、オーバーサイズの服装はだらしない印象を与えるため、サイズ感には気を付けましょう。
3.NGアイテムを避ける(ショートパンツ・ダメージジーンズなど)
スマートカジュアルでNGなアイテムは避けるようにしましょう。具体的には、Tシャツやショートパンツ、汚れたスニーカーなどがNGです。デニムを穿く場合は、ダメージ加工の入っていないシンプルなものを選びましょう。ジャージーやスウェットといった部屋着を連想させるアイテムも、もちろんNGとなります。
4.夏でもジャケットなしは極力避ける
服装がラフになりがちな夏のスマートカジュアルでは、どのようなスタイルが良いのか気になる方も多いようです。ジャケットは極力羽織るのが好ましいですが、長袖シャツ(襟付き)をパンツの裾に入れたタックインスタイルであればスマートな着こなしになります。また、Tシャツの上にジャケットを羽織っていれば良いとされる場合もあります。ホテルやレストランによっては、お問い合わせ(Q&A)に回答が載っている場合があるので事前に確認しておくのが良いでしょう。
【アイテム別】男性のスマートカジュアルの着こなしポイント
ここまで、ドレスコードとスマートカジュアルで押さえておきたいマナーを見てきました。着用する際にはどのようなアイテムを持っておくのが良いのか、アイテム別に着こなしのポイントを紹介します。
1.ジャケット
基本的に、ダーク系(ネイビー・ブラック・グレー)で揃えると、他のアイテムともバランスが取りやすくなります。素材は、ウールやコットン、リネンなどの上質な素材のものを選びましょう。ペラペラとした薄手の素材は避け、しっかりとした質感のジャケットが良いでしょう。柄は無地を選ぶと、コーデの幅が広がります。ジャケットは第一印象に繋がる重要なアイテムなので、サイズはジャストフィットなものを選ぶことがポイントです。
2.インナー
選ぶ色柄によって印象が大きく変わるワイシャツは、キッチリとしたビジネスシャツほど堅苦しくなくても、襟付きのものを選ぶことがポイントです。オシャレなドレスシャツでスマートに着飾るのも良いでしょう。色は、ビビットカラーのような主張が強いものは避け、薄めの色を選ぶとよいでしょう。柄は、幅の狭いストライプや細かなチェックのシャツがおすすめです。
3.パンツ
スマートカジュアルの場合は、ジャケパンスタイルも選択肢の1つとなります。ドレスライクなスラックスや、カジュアルライクなチノパンツなどが良いでしょう。組み合わせは、ジャケットとの色を考えてグレー、ブラック、ネイビー、べージュといった定番カラーを持っておくと、コーデの幅が広がり、着回しやすくなります。
4.靴
スマートカジュアルの場合は、靴はスニーカーよりも革靴がおすすめです。ビジネス感をなくすためには、ブラウン系の色味の靴が最適です。スエード素材の靴やショートブーツ、レザースニーカーなどを選ぶとおしゃれに決まります。カジュアルダウンしたい場合には、ローファーやシンプルなスニーカーを取り入れるのも良いでしょう。全体の服装の雰囲気を見て、その場にふさわしい靴を選ぶことがポイントです。
スマートカジュアルのお洒落なコーデ例
選ぶアイテムによって変化するスマートカジュアルコーデ。スマートカジュアルのお洒落なコーデ例を「カラー」「季節」「タイドアップ」に分けて紹介します。
カラー別コーデ例
定番カラーであるネイビー、グレーの着こなし方を見ていきましょう。
■ネイビースタイル①
ネイビージャケットに、グレーのパンツを合わせたシンプルスタイル。シーンを選ばずに着用出来る定番スタイルです。インナーには薄いブルーのボタンダウンシャツをコーディネートすれば、ビジネス・カジュアルの両方で楽しめます。
■ネイビースタイル②
トラッドの王道スタイル、紺ブレザーのダブルジャケットにブラウンパンツを合わせたスタイル。インナーにブルーのシャツをコーディネートして爽やかにスッキリとまとめています。上下落ち着いた色でおしゃれであることはもちろん、誰が着ても様になる定番の着こなしです。
■ネイビースタイル③
ネイビージャケットにカーキパンツを合わせたスタイル。ネイビーとカーキの組み合わせは難しく感じますが、とても相性の良い色の組み合わせです。インナーにはシンプルに白シャツをコーディネートすれば、上級者向けスマートカジュアルスタイルが完成です。
■グレースタイル①
ライトグレージャケットにブラウンパンツを合わせたスタイル。清潔感を感じる明るいグレーのジャケットに落ち着いた色合いのブラウンパンツを合わせることで、大人っぽいイメージに仕上がります。インナーにはシンプルに白シャツを合わせてスッキリとまとめています。
■グレースタイル②
ライトグレーのダブルジャケットにボトムとインナーをブラックにしたモノトーンスタイル。全体をモノトーンでまとめることによりシックでクールなイメージを演出しています。
明るいグレーのグレンチェックのジャケットに、ブラックパンツを合わせたスタイル。シンプルになりがちなコーディネートの中に柄を取り入れることで良いアクセントになっています。ワンランク上のスマートカジュアルの着こなしをしたい人におすすめしたいテクニックです。
季節別コーデ例
スマートカジュアルは季節によってコーデに変化を出すことができます。季節別の着こなしを見ていきましょう。
■秋冬スタイル①
英国伝統柄のチェックジャケットにベージュのパンツを合わせたスタイル。インナーにもブラウンシャツをコーディネートすることで、全身を同色系グラデーションでまとめています。暖色系のブラウンは、秋冬らしさを表現出来るおすすめの色です。
■秋冬スタイル②
トラディショナルなグレンチェック柄のジャケットにデニムパンツを合わせたスタイル。インナーには表情感のあるコーデュロイシャツをコーディネートして秋冬らしさを表現しています。デニム素材でもスラックスのデザインに落とし込んでいるのがポイントです。
■春夏スタイル①
一枚で着ても様になるギンガムチェックのボタンダウンシャツにベージュのパンツを合わせたスタイル。春夏らしい爽やかな色の組み合わせが、清涼感と上品さを演出しています。
■春夏スタイル②
サックスブルーのシャツとネイビーのパンツを合わせた同系色グラデーションスタイル。シャツはストレッチ性があって動きやすく快適なジャージー素材がおすすめです。ブルー系のまとめた配色が、清涼感を演出しています。
タイドアップスタイル
タイドアップはネクタイを締めたスタイル。冬のスマートカジュアルにおすすめなタイドアップスタイルを見ていきましょう。
■タイドアップスタイル①
ツイードジャケットにコーデュロイベストを組み合わせてウールタイを締めています。スマートカジュアルスタイルでネクタイをする場合におすすめしたいのが、ベストとの組み合わせ。カジュアルジャケットでも綺麗にまとまります。ワイシャツをシンプルで上品なものにすれば、高級感のあるホテルやレストランのディナーでも通用する装いになります。
■タイドアップスタイル②
ブラウンジャケットにカーキパンツのアースカラースタイルにネイビーのベストをあわせてシックにまとめています。色数の多いコーディネートですが、ネクタイをジャケットと同系色にすることで全体に違和感のない協調性が表現されています。
スマートカジュアルにまつわる疑問を解消!
ここからは、スマートカジュアルについての疑問にQ&Aで回答していきます。
Q1:スマートカジュアルではネクタイはしなくていい?
A:ネクタイをする必要はありません。
スマートカジュアルでは基本的にネクタイをする必要はありません。あくまできちんとしたカジュアルスタイルなので、ネクタイをしなくてもジャケットを着ているだけで十分にきちんとして見えます。インナーにシャツを着こなす場合はノーネクタイで大丈夫ですが、あえて人との違いを出すうえでネクタイをしてみるのもいいと思います。その場合は普段仕事でするような光沢のあるシルクのネクタイではなく、“ニットタイ”や“リネン素材のチェックタイ”などがいいでしょう。カジュアルなイメージになるのでおすすめです。
Q2:スマートカジュアルに適した靴は?
A:ソールがゴムやラバーの革靴やスエードタイプを選んで下さい。
スマートカジュアルの着こなしの足元ではスポーツ系のスニーカーよりも革靴タイプをおすすめします。とは言えあくまでもカジュアルスタイルなので、デザインはドレッシーでもソールは“ゴム”や“ラバー”の少しカジュアル感のあるタイプ”を選んで下さい。また普段の仕事用ではヒモ靴がメインになると思いますが、“ローファー”や“スリッポンタイプ”もカジュアル感があっていいと思います。また、仕事用では艶のある表革が多いと思いますが、表面が起毛してあるスエードタイプも少しカジュアルな見え方になります。どうしてもスニーカーを履きたい場合はレザースニーカータイプを選んで下さい。普通のスニーカーよりはドレッシーな雰囲気になるので、きちんとしたジャケパンスタイルにもマッチするのでおすすめです。
Q3:スマートカジュアルではジーンズはOK?
A:綺麗な見え方のジーンズであればOKです。
スマートカジュアルの着こなしではジーンズは大丈夫ですが、ダメージデニムや色落ちなど加工の激しいタイプはカジュアルすぎるのでNGになります。ジーンズでも加工感のないタイプがきちんとしたジャケットスタイルには相性が良いです。またデザインもカジュアルな5ポケットタイプではなく、スラックスタイプを選ぶことをおすすめします。
Q4:スマートカジュアルとオフィスカジュアルとの違いは何ですか?
A:オフィスカジュアルは職場での動きやすさ、スマートカジュアルはきちんとした見え方の違いがあります。
オフィスカジュアルは、暑い夏場などでのオフィスで着ることを前提にした仕事をしやすい服装のカジュアルスタイルです。動きやすさも重要なので、職種によってはポロシャツやスニーカーなどもOKという場合もあります。それに対してスマートカジュアルは、あくまでドレスコードの一つしてパーティーや二次会などへ出席することが出来るジャケパンなどのきちんと見えることを前提としたカジュアルスタイルという違いがあります。
Q5:スマートカジュアルではジャケットのインナーにTシャツを着るのは大丈夫?
A:シンプルな無地のTシャツやカットソーであればOKです。
スマートカジュアルの着こなしではインナーにTシャツやカットソーを合わせても大丈夫です。ジャケットにコーディネートするのが基本なので、シンプルな無地のクルーネックTシャツやVネックのカットソーをコーディネートして下さい。Tシャツが大丈夫だからといって“派手なプリントやロゴ入り”、“原色のTシャツ”などを合わせるのはNGなので注意して下さい。
レストランやパーティーでスマートカジュアルを着こなそう
スマートカジュアル(カジュアルフォーマル)は、他のフォーマルスタイルと比べると選べるアイテムは多くなります。事前に一度着用して、TPOに合っているかの確認をしてみると良いでしょう。
オーダースーツ専門店グローバルスタイルでは、ドレスコードに合ったオーダースーツを多数ご用意しています。TPOに合ったスーツをオーダーして、スマートカジュアルを着こなしましょう。
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