スーツの種類
スーツは足元から!裾上げの長さ目安や種類、革靴の選び方を解説
スーツ(スラックス)の裾の長さが気になったことはありませんか?自分の体型に合った長さでない場合は、スーツ全体の印象が悪くなってしまいます。「もう少し短くしたいけれど、太さはちょうどいい。でも、長さが微妙でモヤモヤする…」そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、足元からオシャレに!『スーツの裾の長さの測り方と目安』『お洒落に見えるスーツ裾の長さの目安』『スーツの裾上げの種類』『足元をお洒落に見せる革靴の選び方』について見ていきながら、理想的な裾の長さを見つけるためのコツをご紹介します。
目次
スーツの裾の長さの測り方と目安
スーツはビジネスシーンでのコミュニケーションツールとして自分を良く見せたり、相手に与える印象を良くする為に重要です。まずはじめに、裾の長さの測り方と目安について見ていきます。
スーツの裾の長さの測り方
スラックスのフィッティングは、ウエストを腰骨の位置に合わせて測ります。この際、ベルトを締めておくことがポイントです。また、姿勢には個人差がありますが、フィッティングの時には背筋を伸ばした状態で、正面を見据えた状態を維持することが大切です。スーツに合わせたい靴がある場合は、その靴を履いていきましょう。もし靴がない場合には、フィッティング場所でサイズに合った靴を用意してもらうのも一つの方法です。靴を履いている状態と履いていない状態の両方を確認できるため、より理想的なスーツに仕上げることができます。
スーツの裾の長さの目安
スーツの裾の長さは履く靴によってイメージが変わりますが、それだけではありません。裾の長さによっても見た目のイメージが変わるため、なりたい印象に合わせて長さを選ぶことが重要です。
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▼足首が見える位 (短め)
すっきりとした見た目になり、足長効果も期待できます。あまり短すぎるとカジュアルになりすぎることがあるので、注意が必要です。
足元がきれいに見えるため、細身のスーツに合います。スタイリッシュに見えますが、カジュアルな印象を与える場合もあります。
▼指1本分浮かせた場合 (標準)
パンツの裾が靴に軽く触れる程度が基本的な長さ。このスタイルは、どんな場面でも無難に着こなせます。
靴の甲にシワができるゆったりとしたフィット感が特徴。クラシックで重厚なスタイルのような雰囲気があり、少し古風な印象にもなります。
女性のパンツスーツの場合
女性(レディース)のパンツスーツの場合でも、基本的な裾の長さの測り方や目安は、男性(メンズ)のパンツスーツと大きく変わりません。ただし、ウエストは腰骨ではなく、へそあたりの位置で調整すると良いでしょう。男性同様、普段履く靴(パンプス)と合わせて長さを調整することで、理想的なシルエットに仕上げることができます。女性のパンツスーツの丈は男性よりも自由度が高く、自分のなりたいスタイルに合わせて選ぶことが可能です。
お洒落に見えるスーツ裾の長さの目安
スーツ裾の長さで見た目の雰囲気に違いが出ます。ここからは、お洒落に見える長さの目安を解説します。
スラックス(パンツ)の太さで選ぶ
スーツの裾上げ時に一緒に考えておきたいのが、スラックスの太さ(裾幅)です。基本的に、裾幅が太いスラックスは、裾丈をやや長めに調整するとバランスが綺麗に見えます。裾が太くて短いと、スタイルが悪く見えたり、歩く姿も野暮ったい印象を与えてしまうことがあります。裾幅を決める際には、なりたいスタイルとバランスを見て決めましょう。
▲短すぎず長すぎずのバランスが良い▲
最近の傾向として、細めのスラックスであるテーパードタイプの場合は丈を「少し短め」にすることがオススメします。裾が靴甲に触れない程度にし、足元をすっきりと見せるのが良いでしょう。さらに、ビジネスでも取り入れられている「ノークッション」は、裾が靴の甲にギリギリかからない長さで、少しカジュアルな印象を与えます。抜け感があり、お洒落に見せたいときに活躍します。「ワンクッション」は、裾が靴の甲に乗って一度シワができる長さがあり、クラシックで正統派な印象を与えます。どのような場面で着用するか、またどのような雰囲気になりたいかに合わせて選ぶと良いでしょう。
▼(左から)少し短め ⇒ ノークッション ⇒ ワンクッション▼
スーツの着用シーンで選ぶ
スーツを着用するシーンにはいくつかの場面がありますが、特に多いのがビジネスシーンとなります。ビジネスの場では相手に与える印象がとても大切になります。スラックスの裾は靴甲に触れる程度に調整し、誠実で清潔感のある印象を与えるように心掛けましょう。冠婚葬祭時などフォーマルな装いが求められる場では、スーツの裾は長めにするのがマナーとなります。かかとが隠れるくらいの長さを意識しましょう。短いとカジュアルなイメージが強くなりふさわしい装いでは無くなります。
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ひと昔前は、太めのスラックスを穿いている方が目立ちましたが、若い世代を中心に、テーパードのスラックス、細身のスタイルが主流となって来ています。スーツの裾上げの長さを年代問わず、着用シーンや好みに合わせて選ぶ方が多くなっています。
スーツの裾上げの種類
スーツの袖口には、主に “シングル” と “ダブル” の2つがあります。2つの違いを見てなりたいスタイルに近い方を選びましょう。
シングルとダブル
シングルは、ビジネスやフォーマルなど様々なシーンに合わせられる仕様となっています。スタイリッシュなシルエットをキープする為に、ノークッション(ノーブレイク)の裾丈がおすすめです。
ダブルは、カジュアルな印象になるのが特徴で、ビジネス用にも対応する仕様となっています。一般的な裾丈としてあるワンクッション(ワンブレイク)は、少したるみのある長さがあり、ノークッションと比べるとエレガントな印象になります。ダブル仕様は、柄モノのスラックス等と合わせると、よりこだわりを感じられるスタイルを演出できます。
裾口のデザインに決まりがあるわけではないので、好みに合わせて調整してみましょう。
その他の種類
その他にも、スラックスの袖口にはいくつか種類があります。以下の仕様は、主にオーダースーツ専門店などで選べることが多いので、事前に調べておくとスマートです。
●モーニングカット・・・甲から踵(かかと)にかけて斜め下にカットした仕様。略礼服の裾にも多いです。
●ダブル(スナップボタン)・・・ダブルの留めをスナップで留めます。中にたまる汚れやほこりなどが取りやすく、現在では主流の仕様の1つ。
●ダブル(糸留め)・・・ダブルの留めを糸で留めます。スナップ留めと比べフラットですっきりに見える仕様。
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ビジネススーツの裾上げはシングルとダブルのどちらが良い?
基本的に、シングルでもダブルでも、どちらを選んでも問題ありません。日本ではシングルが主流ですが、欧米ではダブルが主流となっています。日本でダブルを選んだからといって、ビジネスマナー的にNGということはありません。特に、流行りの細身スタイルのスーツはダブルと相性がいいと言われています。ダブルには独自の魅力もあるため、裾上げは自分のなりたいスタイルや好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
足元をお洒落に見せる革靴の選び方
足元をお洒落に見せるには革靴も重要となります。ここからはよりお洒落に見せる革靴の選び方を紹介します。
革靴のデザインの種類を知る
革靴のデザインは主に5種類あります。まず、つま先に一文字の縫い目がある「ストレートチップ」は、ビジネスシーンや冠婚葬祭のどちらでも着用できます。つま先に飾りのない「プレーントゥ」は、細かなデザインの違いによって着用できるシーンが変わります。「ブローグ」は、靴の縫い目に小さな穴があいていて、華やかな印象を与えます。甲の箇所にU字型の切り替えが入った「Uチップ」は、オン・オフ問わず活躍できるデザインです。また、バックルで甲をホールドする「モンクストラップ」は、ドレッシーな印象を持っています。それぞれの特徴を理解し、足元をお洒落に見せましょう。
▲(左上から)ストレートチップ⇒プレーントゥ▲
▲(左下から)ブローグ⇒Uチップ⇒モンクストラップ▲
▽革靴の種類や特徴を詳しく知りたい方はこちら。
■ 関連ページ:革靴の種類を徹底解説!マストバイな革靴も紹介!
シーンごとに適切な革靴を選ぶ
ビジネスシーンでは、シンプルながらお洒落感のあるデザインを選びましょう。スタンダードなプレーントゥは、ドレス過ぎずカジュアル過ぎない印象になるため、ビジネスシーンに適しています。
フォーマルシーンでは、甲の部分と一体化した内羽根式のストレートチップがおすすめです。ビジネスや冠婚葬祭など、幅広い場面に対応できるため、1足持っていると非常に便利です。シーンごとに適切な革靴を選ぶことで、周りからの評価も高まります。
スーツに合わせて選ぶ
靴を購入する際は、合わせるスーツに合った靴のデザインを選びましょう。濃紺のスーツには、シンプルなブラックのストレートチップがよく合います。シンプルながらも、濃紺スーツとの相性が抜群です。やや明るめなネイビースーツには、ブラウン系の革靴がおすすめです。迷った場合は、お店のスタッフと相談しながら決めると良いでしょう。
▽スーツに合う革靴の選び方を知りたい方はこちら。
■ 関連ページ:スーツに合う革靴の選び方とは?着用シーン、スーツの種類に合わせた革靴選び
足元をお洒落にしてスーツスタイルを決めよう
足元をお洒落にすることで、全体のスーツスタイルが一段と引き立ちます。シンプルなデザインでも、適切なカラーや質感を選ぶことで、ビジネスシーンからフォーマルな場面まで幅広く対応できます。
オーダースーツ専門店グローバルスタイルでは、足元までお洒落に見せるオーダースーツを多数ご用意しています。オーダースーツを着て、スタイリッシュなスーツスタイルを完成させましょう。
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