シャツ・インナー
ボタンダウンシャツ(メンズ)の着こなし方~アメリカとイタリアでの違いとは~
ボタンダウンについて
ファッションアイテムとして欠かせない “ボタンダウン” デザインのシャツ。1度は着たことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、カジュアルなイメージが強い為、「着こなしに迷った事ありませんか?」クールビズシーズン時、1枚で着る時は間違えることはありませんが、スーツやジャケットと合わせる時には気をつけたいポイントがあります。
< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-
1. ボタンダウンを正しく着こなすには
2. ボタンダウンの由来~アメリカが発祥~
2-1. 日本での広がりやその印象について
3. アメリカとイタリアのボタンダウンの違いとは
4. ボタンダウンの着こなし~NGとOKの場面~
5. ボタンダウンを上手く着こなすポイント
ボタンダウンを正しく着こなすには
もうすぐクールビズのシーズン。ビジネスマンにとって欠かせないアイテムの1つが “ボタンダウンシャツ” 。しかし、普段何気なく着ているボタンダウンシャツ。このボタンダウンに関してはアメリカやヨーロッパなどで国による考え方の違いがあるのを御存知でしょうか?もちろん、ここは日本なので自由に着こなしてもいいだろうという見方もあると思います。
ボタンダウンの由来~アメリカが発祥~
まずはじめに、少し専門的な部分もありますが、 “ボタンダウンの由来” や “日本での広がり・印象” について見ていきます。
<ボタンダウンの発祥と由来>
1896年にブルックスブラザーズが初めてボタンダウンシャツを売り出す。ポロ競技で選手が風でめくれるのを防ぐために衿を身頃に留めていたのを見てデザインのヒントを得たという。その由来から通称ポロシャツカラーとも言われていた。ボタンダウンシャツは、アメリカではエリートの地位や伝統の象徴とされている。アメリカでは数あるドレスシャツの中でも一つのステータスシンボルにもなっています。
<ボタンダウンの持つエリートなイメージ>
元々は東部の名門アイビーリーグの大学生御用達なのだが、ハーバード大出身のケネディやイェール大出身のブッシュ親子は大領領就任後の公式行事では決してボタンダウンを身につけなかった。また選挙戦では絶対にボタンダウンを着てはならないというジンクスまで存在していた。その理由として通称「票を落とすシャツ」と呼ばれていた。ボタンダウンはエリートの象徴なので、ケネディは「裕福なお坊ちゃん」と言うイメージを避け庶民に寄り添うことをアピールする為ずっと“レギュラーカラーのシャツ”を着ていたと言われています。
ボタンダウンの日本での広がりやその印象について
<ボタンダウンの日本での広がり>
日本では1960年代にヴァンジャケット(日本のアパレル企業)がアメリカのアイビースタイルとして広めたことにより、その中心的なアイテムの一つだった “ボタンダウンシャツ” がビジネススタイルとして広く知れ渡っていきました。
●アイビースタイルとは・・・1950年代にアメリカ西海岸の名門私立大学の総称「アイビーリーグ」の学生やOBの間に広まったファッションスタイル。日本では60年代に広まった。ボタンダウンシャツ、三つボタンのブレザー、コットンパンツ、ローファーなどを着用するスタイルが定番だったとされる。
<ボタンダウンの与える印象>
アイビースタイル自体が元々良家のお金持ち大学生の服装だったという歴史からも、爽やかさやクセのない上品さなど、少しカジュアルで若々しい印象を相手に与えることが出来ます。
<ボタンダウンの襟のロールが与える印象>
ボタンダウンは、別名ロールドボタンダウンと呼ばれるぐらい襟のロールが大事になります。具体的には襟のロールが極端にきついと子供っぽいイメージ、襟のロールが自然でゆるい方が大人っぽいイメージになります。
アメリカとイタリアのボタンダウンの違いとは
アメリカが発祥のボタンダウンですが、その後ヨーロッパでも一般的になっていきます。特にイタリア人の着こなしには “ボタンダウン” を見る事がよくあります。そんなボタンダウンシャツですが、アメリカとイタリアのボタンダウンにはデザインや着こなし考え方には少し違いがあります。下記の表を元に見ていき、比較しながら見ていきます。
ボタンダウンの着こなし~NGとOKの場面~
<1> ボタンのNGな場面
基本的にイギリスをはじめとしたヨーロッパの考え方では、クラシックなスーツにボタンダウンを合わせないという暗黙のルールがあります。イギリスやイタリアタイプのクラシックスーツにはボタンダウンはNGになります。
<2> ボタンダウンのOK場面
ヨーロッパスタイルではNGな反面、スリーピースにボタンダウンを合わせるというスタイルは、アメリカの上流階級の人達のスタンダードな着こなしでもある。彼らにとってのフォーマルシャツはブルックスブラザーズのボタンダウンシャツであり、どんなシーンでも着ていく。スリーピースの着こなしも国により考え方の違いがある。
・シャツ一枚で着るクールビズシーン
・アメリカントラッドタイプのナチュラルショルダースーツ
・アメトライメージの紺ブレザー、ジャケパンスタイル
・イタリアタイプでもパット無しでアンコンタイプの軽く柔らかいスーツ
・イタリアタイプでもドレスカジュアルなジャケパンスタイル
ボタンダウンを上手く着こなすポイント
“ボタンダウン” を上手く着こなすには大きく2つのポイントがあります。このポイントを押さえることで、クールビズやジャケパンスタイルの着こなしがワンランク上の装いになります。
<Point.1>
タイドアップの場合は、襟のロールがきつめのタイプの方がVゾーンがしまって見える。ネクタイの結び方にも寄りますが、一般的に多い “プレーンノット” “ダブルノット” などの合わせがオススメ。
<Point.2>
クールビズやジャケパンスタイルでのノータイ着用の場合は、ロールが緩めのタイプの方が見た目がスッキリして綺麗に見える。セミワイドタイプなど衿の開きが広い方が衿元のバランスが良く見える。
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シャツの襟型の選び方~好みのテイストに繋げる合わせのルールとは~
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Supervisor - この記事の監修者
大学卒業後、アパレルメーカーにてミラノコレクションにも参加するイタリアブランドのデザイナーとして11年のキャリアを積む。チーフデザイナーを歴任後、フリーとなり、オリジナルブランドのセレクトショップや百貨店での展開。大手アパレルや小売店、商社など、様々なプロジェクトのデザインやディレクションを手掛ける。